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富裕層が行う資産運用~ポートフォリオの組み方~

渡辺 智 2020.12.24

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皆さんご存知の通り、富裕層の多くは資産運用を行っている。
資産運用を行っている理由は様々あるが預金だけでは物価上昇に耐えることができないこととほとんどお金が増えないからだ。

この記事を読んでいる多くの方が資産運用を行っているかと思うが、他の富裕層たちはどのような資産運用を行っているのか気になる方も多いのではないだろうか?
そこで今回は、富裕層が行っている資産運用のポートフォリオの組み方について説明をする。
ぜひご自身の資産運用の参考にしてほしい。

富裕層のポートフォリオ

富裕層の多くは1つの金融商品だけではなく様々な金融商品に投資をしている。
リスクが高いものからリスクが低いものまで様々なものに投資をしているが、多くの富裕層はポートフォリオの中心を債券に置いている。

一口に債券といっても様々な種類があるが、多くの富裕層は仕組債と呼ばれる特殊な債券と単純な利付債で運用をしている。

まずは仕組債であるが、仕組債自体は、富裕層ではない一般の方でも購入することができる。
しかし一般の方が購入する仕組み債の場合あらかじめ条件が決められているカスタマイズされたものがほとんどだ。
もちろんカスタマイズされているものが悪いとはいわないが、富裕層の場合自分好みの条件に自分の意思でカスタマイズすることができるのだ。

たとえばリスクを高くして金利を高くしたければその通りの仕組み債を作ることができる。
逆にリスクを低くして利回りを低くする債券を作ることも可能だ。
このように自分好みの商品を作ることが可能なので、多くの富裕層は仕組債を利用する。

また富裕層の多くは、仕組債だけではなく一般的な利付債の利用もよくしている。
なぜ利付債の利用をしているかというと商品性がシンプルかつ外貨預金を行うよりも金利が高いからだ。

特に、現在はコロナウィルスの影響で為替は円高傾向にある。富裕層の多くは短期で資産運用を考えていない。長期で資産運用を考えているため今の時期に多くの富裕層は利付債を仕込んでいるのだ。

このように富裕層のポートフォリオの中心は安定的な債券で組まれていることが非常に多い傾向にある。

株式もポートフォリオの中心

富裕層の多くは、投資信託ではなく株式をポートフォリオの中心に置いている。
もちろん債券の比率が高いポートフォリオを組んでいる富裕層が多いが株式も債券に匹敵するポートフォリオの中心だ。

しかし、投資信託をポートフォリオの中心に置いている富裕層は少ない。
なぜなら富裕層の多くは運用の専門家であるプライベートバンカーの顧客だからだ。

豊富な知識を持っているプライベートバンカーの助言を聞くことができるのでわざわざ人任せの投資信託で運用する意味がない。
株式投資は知識がない個人が行うのは非常に難しいものではあるが、運用の専門家であるプライベートバンカーの助言を聞いて行う株式投資の勝率はかなり高いものだ。

プライベートバンカーの中には一年間で株価が10倍になるテンガバーを当てる人もいる。
また株式は皆さんご存知の通り配当があるので長期で運用するにも適した金融商品といえるだろう。
債券に比べて株式は当然リスクが高くなるがその分大きなリターンを狙えるので株式もポートフォリオの中心にしている富裕層が多いのだ。

中にはFXをしている富裕層も…

債券や株式をポートフォリオの中心にしている富裕層が多いが、中には資産運用の知識が豊富で資産運用に多くの時間を当てることができる富裕層も存在する。
そのような富裕層の場合、リスクは非常に高いが大きな利益を得ることができるFXを行っているケースも多い。

FXは少ない資金で行うとまず間違いなく負けてしまう非常に怖い金融商品だ。しかし多額の資金を使ってしっかりと資金管理を行うことができれば短期で莫大な利益を得ることができる金融商品でもある。
トレード中はチャートから目を離すことができないが、時間があり知識も豊富な富裕層であればFXを利用することも1つの方法だろう。

まとめ

今回は、富裕層が行っている資産運用について説明をした。
債券や株式をポートフォリオの中心にしている富裕層が多いが、もちろん富裕層ひとりひとりポートフォリオは多種多様だ。

しかし富裕層の多くが行っている資産運用の実態について知る事は非常に有意義なことだろう。
ぜひ今回の記事を参考にしていただき、自身のポートフォリオを決める一助にしていただければ幸いだ。
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