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超クールなエコ建築がパリに出現する

Architectual Digest 2016.03.15

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 ビルの中に森が突如出現したり、屋上庭園や農園ができたり。都市空間、それも建物の中に自然を取り込むという試みが、近年は多くなっています。ベトナム・ホーチミンの森のアパートメント、それにブルックリンの屋上庭園しかり。

 このほどパリ北部での建設計画が発表されたエコビル“Mille Arbres”も、周囲を木で覆われたエコラグジュアリーなビル。1階は木々が生い茂り、なだらかなスロープを描く歩道橋になっていて、2階から上には住居、オフィス、レストラン、デイケアセンター、250室の高級ホテルなどが入居予定といいます。

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 しかもこの建物は太陽光と風力によってエネルギーが賄われ、各施設で発電し、余った電力を別の施設と融通しあうことができるという、すぐれたシェアリングエネルギー型のビルなんです。

 「アパートやオフィス、ホテル、幼稚園などが互いに連携しながら、しかも自然に囲まれて過ごせる」。建物を設計したOXOアーキテクツのマナル・ラクディ氏はいいます。2年以内に建設がスタートし、2021年か2022年までの完成を予定。ぜひ、できあがったら訪れてみたいものです。

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【こちらはベトナム・ホ-チミンに建設が予定されている、屋上庭園のみならず、全フロアがグリーンなアパートメント。どこかシンガポールのマリーナ・ベイサンズを想起させる建築です】

Architectual Digestの元記事はこちら
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