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海外旅行はビジネスクラスで!ビジネスクラスで極上の空の旅を楽しもう

YOKO 2021.02.05

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今回はビジネスクラスでのフライトをレポート。搭乗前の過ごし方や機内の様子などをご紹介します。

あなたは海外旅行するならどこで何をしますか?エメラルドグリーンに輝く海とどこまでも続く白い砂浜でのアクティビティ。木陰でワイン片手にのんびり読書。広大な大自然、色とりどりの可憐な高山植物が咲き乱れるなか美しい山々と渓谷を眺めながらのハイキング。それとも、大都市で世界トップレベルのアートや洗練されたエンターテイメント、グルメにファッションを満喫するなど、想像するだけでワクワクしてしまいますよね。

そんな海外旅行では行き先での時間だけでなく、そこに至るまでの飛行機の時間も重要になってきます。何故なら、飛行機での移動時間は海外旅行全体からしてかなりのウエイトを占めるからです。空の旅が快適であればあるほど、旅行がより素晴らしいものになるに違いありません。

そんな飛行機の座席でビジネスクラスというものをあなたはご存じですか。これから、私が利用したキャセイパシフィック航空でのビジネスクラスでの過ごし方がどのようなものかをご紹介したいと思います。

ニューヨークへのフライト





日本からニューヨークまでの飛行時間はおよそ13時間かかります。一般的にエコノミークラスの座席の広さやシートのピッチは、観光バスの座席と比べて同様か少し狭い感じでしょうか。その長い時間その空間で過ごすことになります。しかし、狭い座席に座りっぱなしでは体が窮屈でなりません。

血の巡りが悪くなることで、次第に足がパンパンになったり、お尻が痛くなって座っているのが辛くなってきます。さらには胸が痛くなったり、呼吸困難になることさえあります。そんな辛い経験をしたことはありませんか。そのような症状をエコノミークラス症候群と呼んでいます。一方ビジネスクラスでは座席が広くなっているため、このような問題は一気に解決します。

そんなビジネスクラスでの旅の費用は一体いくらかかるのだろうかとお考えのことでしょう。例えば、旅行会社のツアーで8月にニューヨーク5日間ビジネスクラスを利用すると、利用するホテルのグレードにもよりますが、一人当たり100万円を超えることもしばしばあります。

ビジネスクラスといってもその料金は航空会社によって大きく異なります。例えばANAやJALですとどうしても価格は高めになってしまいますが、中国や韓国の航空会社を利用すると値段は比較的安くなります。また、料金が高くなる理由として、キャンセルした時の保証料が上乗せされることにあります。

つまり、キャンセルしなければいいのです。キャンセル料を求めなければ値段は下がります。そのようにツアーには保証料が加算されているので、どうしても料金が高くなってしまうのです。

ただ、安くビジネスクラスを利用するために外国の航空会社を選ぶことで、日本からの直行便がない可能性があります。キャセイパシフィック航空を利用する場合は、香港からニューヨークに飛行機が飛んでいるので、日本からは一旦香港を経由しなければなりません。日本から香港までおよそ4時間、そこから乗り継ぎ13時間ほどかけてニューヨークへ向かうことになります。帰りも同様にニューヨークから香港経由で日本に帰国します。

なんだよ、余計に何時間もかかるじゃないかと仰るかもしれません。しかし、ビジネスクラスの極上のサービスを受けられて、費用が40万円なんです。時間に余裕がある方ならば尚更、もしそうでなくても決して損はないと思います。

実際に予約する際は、旅行会社に旅費の上限を伝えて、同じ日程でビジネスクラス往復料金がいくらかかるのかを航空会社別に提示してもらい、十分検討したうえで決めればいいと思います。価格だけでなく、出発時間・現地到着時間・帰国時の発着時間・乗り継ぎ時間などをしっかり確認してください。あなたにピッタリの航空会社が必ず見つかるはずです。

私がキャセイパシフィック航空を選んだのは、条件にピッタリだったことだけでなく、その他に、日本での空港ラウンジはJALになりますし、登録さえしておけばJALのマイレージも貯まるからです。ニューヨーク⇔香港だけでなく、香港⇔日本もプラスされるのでマイレージが結構貯まりました。そのマイレージは、現金に換算するとおよそ2万円分くらいだったでしょうか。帰国してからも得した気分で、嬉しくなってしまいました。

搭乗前はラウンジでゆったり




空港でのチェックインから既にビジネスクラスのサービスは始まっています。ビジネスクラス専用のチェックインカウンターで列に並ぶことなくスムーズにチェックインを済ませることができるのです。チェックイン後、出国手続きはファーストクラス・ビジネスクラスの専用ゲートがあり、ここでも長蛇の列に並ぶ必要は全くありません。

チェックインの際に、専用ラウンジの案内があります。搭乗するまでの間、ゆったりとラウンジを利用するとよいでしょう。受付でビジネスクラスのボーディングパス等を提示することで利用できます。ここでは様々な飲み物や軽食が用意されていて、もちろん無料です。新聞・雑誌はもちろんWi-Fiも利用できるので、搭乗時間までゆっくりとくつろぐことができます。

いざ搭乗!


搭乗口にはビジネスククラスの専用ラインがあり、時間になればファーストクラス・ビジネスクラスの順に搭乗します。これは飛行機から降りるときも同様です。エコノミークラスにいると飛行機は既に到着しているのにいつまでも降りれないことがあります。それは、ファーストクラス・ビジネスクラスの乗客が降りるまでの間待たされているのです。そして、バゲージ・クレームでも当然に、飛行機からの荷物が優先して出てくるようになっています。

トランジットも快適に




キャセイパシフィック航空の香港のラウンジは世界最大規模で、軽食やフルーツだけでなく、人気の「ザ・ヌードル・バー」で出来立ての担々麺、叉焼包、餃子、地域の特産品などを堪能できます。さすが香港、美味しいからと言って食べすぎに注意してください。



<実際に頂いた軽食の様子>

また、白いシックな大理石の「ザ・ロング・バー」で滑走路を眺めながら、専任のバーテンダーによるシグネチャーカクテルはいかがでしょうか。そのほかプレミアムシャンパンや高級ワインなどお好みのドリンクを選ぶこともできます。お飲み物とともに、出来立ての旬のカナッペやペイストリーで出発前のひとときをお楽しみください。

それだけではありません。広々とした23室もある快適なシャワールームには、上質なバスアメニティや柔らかなタオルが用意されています。パーソナルアメニティを希望の場合は、シャワーアテンダントに声をかけてください。また、香港の空港内はとても広く、どこの通貨も使えますので、デューティーフリーでの買物やお土産を見るも楽しいと思います。乗り継ぎ時間は、優雅に、それでいてあっという間に過ぎてしまうことでしょう。

美味しい機内食に舌鼓




<実際に頂いた機内食(ディナー前菜)の様子>

旅行の楽しみと言えば、機内食もその一つではないでしょうか。香港までのフライトが比較的短い場合では、座席につくとすぐに、真っ赤なスーツのCAが私の名前を呼んで、たどたどしい日本語で歓待の言葉とおしぼりを出してくれました。

それからウェルカムドリンクサービスをしてくれるのです。メニューを手渡しながら飲み物は何がいいのか尋ねてくれました。飲み物は、ワイン・シャンパン・カクテル・ビール・ソフトドリンクなど種類は豊富です。グラスに入ったよく冷えた飲み物とおつまみを食べてしばらくすると飛行機は離陸します。

その後は映画を見てくつろいでいるとディナータイムになりました。私の名前を呼び、再びおしぼりのサービスと先に渡されたメニューからメインディッシュ(和・洋・中の3種類)をどれにするか、飲み物は何がいいかを尋ねられました。

食事のテーブルには真っ白のナプキンがしかれ、ナイフとフォークが並べられました。嬉しいことにプラスチックの容器ではなく、レストランと同じ食事スタイルなのです。食事はフルコース料理で、陶器の皿に盛り付けた前菜から始まりデザートに至るまで充分楽しむことがでました。ゆっくりとした食事のため4時間のフライトはあっという間でした。

ニューヨークなどの13時間以上かかるフライトの場合も食事の形式は大体同じですが、これに朝食や頼めば軽い軽食も用意してくれようです。キャセイパシフィック航空は香港にあるだけに朝食には、イングリッシュ・ブレックファストのほか、お粥も選ぶことができます。眠りたい場合は、朝食は後で、もしくは不要である旨のカードを通路側にぶら下げてておくといいようになっています。


<朝食のお粥の様子>

機内の過ごし方




香港までのように比較的短距離のフライトの場合のビジネスクラスの座席は、エコノミークラスの1.5倍ほど大きめで、ゆったりとした革張りのフットレスト付きリクライニングシートでした。クッションやひざ掛けもその雰囲気にあったものを使用しています。シートピッチは新幹線のグリーン車と同じくらいでしょうか。モニターの下に鞄などを置くスペースがありますが、小柄な私は座席に座ったままでは届かないので一旦座席から離れなくてはなりませんでした。

ニューヨークなどの13時間以上かかるフライトの場合は、個々の座席に仕切りがありプライバシーが守られる設計になっています。座席を倒せばフルフラットベッドになり、足を延ばしてくつろぐことができます。そのためブランケットの代わりに敷布・掛布団・枕などが用意されています。

ミネラルウオーターや歯ブラシ・基礎化粧品・スリッパなどのアメニティも備えてあります。モニター画面も大きめで消灯後、寝転がって映画を見ていても灯りが漏れることはありません。上部に仕切りのない個室にいる感じで、パソコンを広げて仕事の準備なども集中してすることができます。

まとめ



私はビジネスクラスでこのような数々のサービスを受け、大変満足しています。いかがです、一度体験してみる価値は十分にあるのではないでしょうか。 旅行の目的は、新たなる体験・驚き・興奮、またはやすらぎ・癒しなど、非日常を存分に満喫することにあるのではないかと思っています。リフレッシュすることは、自分を見つめなおす良い機会になることでしょう。ビジネスクラスであなただけの極上の旅にしてはいかがでしょうか。
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