Blog
Blog

意外と誰でも参加できる?富裕層が楽しむ「海外オークション」の魅力とは

焔(Homura) 2021.01.27

Pocket



海外オークションと聞くと、多くの方が「自分よりも金持ちの人が参加する道楽だ」と他人事のように捉えています。しかし実際のところはそこまで敷居が高いものではないということをご存知でしょうか?

以下では、海外オークションをもっと身近に感じていただくために、その実態について少しだけご紹介していきます。

海外オークションの魅力とは

まずは「オークション」というものがどのような仕組みで行われているのか、何となく知っているという方は多いはず。日本でもヤフオクが流行した時期がありましたし、ドラマや漫画などでも、人々がオークションに興じているような描写がされることがあります。

しかし世界的な芸術品などを扱うオークションと聞くと、「数百万円、時には数億円の資産をポンと出せるような富裕層が集まるもの」「一部のお金持ちの世界」という印象を抱かれているのが現実です。

高価な物品を買うだけが海外オークションではない

実際のところは、数億円するような物品を扱っているような海外オークションも確かに存在するのですが、そのようなところでも同時に数十万円程度の、多くの方の手に届き得る物品も扱っているものです。またオークションと言うと芸術品や宝飾品ばかりイメージされがちですが、時計や家具、楽器、ワインなど実用的な物品も多く扱われています。

またオークションの魅力というのは単に高価な物品を入手できるだけにとどまりません。普段目にすることのない品を見られるほか、作品の集まる会場、出品される作品の種類、落札価格などによって、世界の経済状況などを見ることができます。

例えば、2019年には世界的に有名な「サザビーズ」のオークションが香港で開催されて盛況しました。香港は大規模なデモで政治・経済共に混乱していましたが、それでも中国をはじめとしたアジアの経済が目覚ましく発展しているということが見て取れます。

他にも、オークション自体にスポーツ観戦のような楽しさを見出すことも。現在はインターネットでの入札も盛んになっていますが、やはり「生」のオークションはひと味違います。入札の微妙なタイミング、オークショニアの口調や身振りなどの駆け引きで、落札価格が大きく動くこともままあるのです。

海外オークションは誰でも参加できる?

オークションにもよりますが、数十万円~数百万円程度の落札であれば、身元確認や口座照会などの簡単な事前審査だけで参加することができます。場所によっては見学だけなら審査も入場料もかからないということも。

「数億円の物品を入手する」という大きな目標に捕らわれず、「数十万円程度の物品を入手する」或いはもっと簡単に「雰囲気を楽しむために見学する」という目的のために、海外オークションに参加してみるのも良いのではないでしょうか?

多くの富裕層も参加している2大海外オークション

「実際に海外オークションを体験してみたい」という方のために、世界的に有名なオークションハウスを2つご紹介します。どちらも海外企業ではありますが、日本にオフィスがあり比較的気軽にコンタクトを取ることもできます。

サザビーズ

1744年に設立された、世界最古のオークションハウス。しかし古いと侮るなかれ、世界で初めてインターネットによるオークションを考案・開催したことでも知られています。

取り扱い品目は、印象派・近代、コンテンポラリーアート、中国美術・書画、宝飾品、時計など主に芸術作品や宝飾品関連。現在はロンドンや香港、インドなど約40ヵ国にネットワークを持っています。

クリスティーズ

1766年に創業した、サザビーズと双璧をなす老舗のオークションハウス。現在は46ヵ国にオフィスを構えており、世界各地で年間350回以上のオークションを開催しています。

取り扱い品目は美術品や宝飾品以外はもちろん、時計や家具、楽器、ワインなど80種類以上にもなります。

まとめ

多くの方が「敷居が高い」と感じている海外オークションですが、実際には門戸が広く開かれています。

高価な物品を入手するということは、単に趣味というだけにとどまりません。資産を現物に分散することで、先行き不透明な経済情勢に対するリスクを軽減するという意味合いも持ちます。

そこまで大きな予算がなくても、物品を見て感性を磨く、経済情勢をキャッチする、競売そのものをスポーツ観戦のように楽しむなど、さまざまな楽しみ方があります。「オークションなんてヤフオクぐらいしかやったことがない」という方でも、参加してみる価値は十分にあるのではないのでしょうか?

実際の海外オークションへの参加方法については、各オークションの公式サイトをご確認ください。
Pocket