2020年は、新型コロナウイルスの影響で旅行や遠出が制限され、これほどまでに自宅にいたことが記憶にないくらい自粛一辺倒の1年であった。
しかし、私は収束したタイミングを見計らって、旅行することにしている。



今回訪れたのは京都である。


なぜ京都かというと、現在古民家を買い取って自分が考える最高傑作の建物にしようという計画があるからである。古民家を手がけるのは初めてだ。

しかし、これまでにもマンションの改築や別荘の建築をはじめ、オフィスや飲食店の内外装の設計など、これまでインプットしてきたアイデアを全て使ってきってしまったため、 新たにアイデアを蓄積させるために今回は京都に訪れた。



では、実際今回の京都旅行ではどのようなことを行ったのか？

初めに、宿泊するホテルからアイデアを得ることである。今回泊まったのは「フォーシーズンズ京都」である。
つい数年前もフォーシーズンズ京都のレジデンス部分に興味関心があり、これまでにも何度も宿泊しているホテルの一つである。



今回は一人でいることもあり、部屋自体は一般的なものと変わらないが、エントランスやそこまでのアプローチ、廊下、飲食店など、 目を凝らした工夫や技法が細部にわたって作り込まれている。今回も古民家の着想を得るために、たくさんの写真を撮ってきた。



続いて、アイデアを得るのが京都の街並みである。 今回は新型コロナウイルスの影響もあり、3密を防ぐために飲食店や国宝などの建物に行くのは控え、リスクを軽減しながらアイデアを得られる散歩に切り替えた。



そのため、普段ならスルーしがちな街並みや建物、店構えなど、多くを写真におさめることができたと同時に、かなりの広域にわたって見学することができた。



現在、すでに古民家の購入を終え、年初めには建物の躯体工事や耐震補強などの作業が始まる。また、それと同時に、古民家の内外装の打ち合わせも行うことになるだろう。

来年からは「遊びにも本気に！」をテーマに掲げ、今年できなかったことを全力で楽しみたい。また古民家についても新たな拠点となるよう、自分のアイデアと資金を注ぎ込んでより良いもの作っていきたい。