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新規事業立ち上げのアイデアをどう思いついているのか?

ROSSO 2020.12.14

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私は、これまでに飲食店(居酒屋、パン、カフェ)やネイルサロン、アプリ会社、RPA事業など、さまざまな新規事業を立ち上げて、着実にマネタイズしてきた。



最近、複数の人から「なぜこれだけさまざまなアイデアが浮かぶのか?」と問われた。
しかし、私は何か特別なことをアイデアにしているわけでもなければ、起業したいという想いや新規事業を立ち上げたいと思って行動し始めるのではないのだ。

これまでに感じた仕事に対する「矛盾」や、業務プロセスの「簡素化」などをアイデアに、新規事業をすることが多いのである。



今でも、日常生活を送っていたり、普段仕事をしたりしている中で、無駄や面倒な作業、不要なプロセスや制度にあふれている。
したがって、これからを簡潔化したり、誰でも使えるものに作り替えたりすることで、それをローンチしてマネタイズすることは容易なのではないかと常に考えている。



では、新規事業を思いつくためにはどうすれば良いのか? それは、自分が普段抱える疑問や問題、課題にフォーカスすることである。

実際、多くの人は日常や今までを当たり前として過ごしすぎており、疑問に持つことが少ないのではなかろうか?
そのため、新規事業が浮かんでもアイデアが凡庸だったり、すでに大手企業がサービス展開したりしているのが常態化している。



しかし、なぜこれほどまでに日本は新規事業が立ち上がらないのか?
私が考える考察としては、日本はサービス化するまでにアイデアを考え過ぎていたり、アイデアに完璧さを求めていたりするからではないかと思っている。



しかし、私の経験からして、新たなアイデアに完璧などまずあり得ない。実際どれだけすごいアイデアや構想でも、サービスにならなければ意味がないし、サービスになってもマネタイズできなければそれは必要ないサービスやアイデアなのである。



自動車王であり、「T型フォード」の製造開発に成功したヘンリーフォードの言葉に「努力が効果をあらわすまでには時間がかかる。多くの人はそれまでに飽き、迷い、挫折する。」というものがある。



この言葉からもわかるように、そのアイデアが本当に世界や日常を変えると思うなら、迷うことはないのではなかろうか? 私も同じことを思うが、新規事業とは結局「自分がどうしたいか」に尽きると思っている。

だから、これを読んで新規事業を立ち上げることを志す場合、「誰が何を言った」「今の時代が」といった前提は捨て去り、「自分がこのサービスで世界をどうしたいのか」だけにフォーカスして立ち上げるのが最善なのではなかろうか?
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