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Blue Bottle Coffee ~環境に着目した思想~

M. Christophe 2020.11.04

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わたしが通っている、コーヒーとブレンド緑茶ミントのカフェ「Blue Bottle Coffee(ブルーボトルコーヒー)」をまとめてブログに書いてみたいと思います。
環境をよく考えたカフェらしい空間の、その真髄を見極めていきましょう。

私のもっとも大好きなBlue Bottle Coffeeは乃木坂店です。



この地域には、日本の神々の1つがまつられてある出雲大社の東京分院がすぐ側にあります。
ビルの間にある小さな神社です。







素晴らしい都会のオアシス
爽やかな気の流れが一面に清い環境の中に、Blue Bottle Coffeeのカフェがあります。

Blue Bottle Coffeeにおける理念3つについて、店の方にお話しを伺いました。

1.デリシャス




デリシャス=おいしさがBlue Bottle Coffeeの事業の中で一番大事。
おいしいコーヒーを入れるために、ソーシング(調達)や焙煎など、各工程を常にベストな状態を保ち、その製法は進化し続けています。

ペイストリー(菓子類)についても同じです。同じ思いで商品を作っているかどうかは分からないので、他社から出来上がったものを仕入れてくるのでなく、結果的に自社ですべて調理することにこだわっています。
デリシャスネスというのは、それほどまでに大切なものだということです。

2.ホスピタリティ




お客様により良い楽しさや、居心地よさを感じてもらうため、お店に入ってきた人それぞれに合わせて最適な対応をすることが大切です。

そのためには顧客への直接的な対応だけではなく、店舗で働くスタッフ全員の振る舞いやその場の空間などすべてがホスピタリティにつながっている、と意識しなければなりません。人と接する際は柔らかさを新入社員に教えているそうです。

3.サステナビリティ


「Blue Bottle Coffeeで提供する商品や使う道具、食器類、それは紙コップに至るまでもすべてサステナブル(持続可能)であるべき。」であるそうです。



例えば、コーヒー豆の調達先について言えば、継続して質の高い豆を提供できるかどうかは会社の責任なので、パートナー企業選びにはサステナブルを重視した視点を入れて選んでいるそうです。
また、ずっとおいしいコーヒーを顧客に提供し続けるために、ビジネスを継続できるような価格設定などを考えているとのこと。とんでもなく価格を安くして事業が継続できなくなっては社員も働き続けられませんよね。

また、Blue Bottle Coffeeは地域に溶け込むように店舗作りをしている印象がみてとれます。
地域コミュニティーとの共存を心掛けているのです。近所の人たちとの関係作りはとても重要なので、そこに目をむけてみました。

コーヒーやお茶は 人間の生活に密着したものであり、それをきっかけに人が集まることで、楽しいコミュニティーを新しく作ることができます。

例えば、サンフランシスコの「Ferry Building Cafe」は観光地なのですが、海が近く、港で働く人たちや近隣に住んでいる人たちが毎日カフェに来てくれます。
それが町のカフェであり、楽しい場であり、気軽さが必要です。
日本で言う、浅草にある昔ながらの喫茶店や、地元のスナックのような雰囲気がBlue Bottle Coffeeには不思議と感じられます。

清澄白河店では、日本のスタッフの発案によってこの地域を紹介するガイドマップを作成されたようです。
このように地域の人たちを巻き込んだアイデアはとてもとても素晴らしいことで、米国でもこうしたアイデアはなかったらしく、どんどん世界中の店舗に取り入れているそうです。

最近では小学校や大学においてもECO教育が着目されていますが、その一つにカフェ(作り)もありではないでしょうか。

「Blue Bottle Coffeeはどういうブランドであるべきですか?」

このような質問には、「常に何か新しいことに挑戦していて、面白いと感じてもらえるようなブランドでありたい。」という言葉が返ってきました。

それが特別感ある会社だという認識にもつながっていくのでしょう。

スタッフとお客様にきちんと会話があり、コーヒーを飲むお客様に寄り添う。
そこが、微笑ましく、なんともいえない、家庭的な居心地を体感できます。

広尾商店街にできたカフェは、明治屋スーパーにもほど近い、明るい日差しがある太陽のようなカフェです。



ここではなによりも働くスタッフの一人ひとりの笑顔が素晴らしいです。朝7時から夜11時まで2回交代制で働いている若者達のお姿が生き生きとしてます。

Blue Bottle Coffeeとは


コーヒー界の”Apple”とも呼ばれているアメリカで大人気のコーヒーショップには、GoogleやTwitterの創業者も出資をするなどサンフランシスコでも話題のお店です。

クラリネット奏者だったジェームス・フリーマン(James Freeman)氏がその道を諦めた時に、彼のもう一つの情熱であるコーヒー、それも本当に美味しいコーヒーを作ろうと決心し 2002年8月に自宅のガレージで始めたのがBlue Bottle Coffeeでした。

Blue Bottle Coffeeのコンセプト『個人の香りがするコーヒーチェーン』


Blue Bottle Coffeeの創設者であるジェームス・フリーマンは、スターバックスなどのコーヒーと違い、日本の浅草あたりの喫茶店にある昔ながらの雰囲気を漂わせていると感じます。ここで提供されるのは、その人のためにミールでコーヒーのお豆をひき、お湯をわかし、丁寧にお湯をかけて、注ぐ。愛情を込めているコーヒーです。

確かに味はとっても美味しい。毎日通いたいカフェです。
当時マニュアル化されつつあったカフェのかたちを、まるで逆流させたかのようなカフェをBlue Bottle Coffeeは生み出しました。

創業者であり、フルート演奏者のまごころは世界中に広まっていきました。
オークランドで創業後、他地域に展開し、フェリービル(英語版)やサンフランシスコ近代美術館屋上庭園などサンフランシスコ各地に出店。2010年にはニューヨークに初出店されました。

2012年、かつて独立系コーヒー企業であったスタンプタウン・コーヒー・ロースターズ等と同様の道を歩み、ベンチャーキャピタルから2000万ドルを調達したそうです。
2015年4月には、サンフランシスコを本拠とするベーカリーチェーンの「TARTINE BAKERY & CAFE」を買収し傘下に収めています。
いまは、ネスレの傘下になってます。



まだコロナの渦中にオープンしている、「Blue Bottle Coffee広尾店」。
夜は10時から22時まで開いていて、なんとコーヒーカクテルが飲めるのです。わたしは糖尿病ですからノンアルコールなコーヒーカクテルを作っていただきました。





青山や原宿、広尾には自然と環境に溶け込むようなナチュラルなカフェが多いですね。
私みたいな、家族を看取り1人ぼっち生活な生き物には、Blue Bottle Coffeeのスタッフが家族のように話しかけてくれるので楽しく会話ができます。

どんな地域にも、環境をに溶け込んだ、体に良いBlue Bottle Coffee カフェが沢山できたら嬉しいですね。
私はそんな、カフェに通っていきたいです。

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