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都会のエコミュージアム
ANNE 2020.10.29
エコミュージアムとは
「ある一定の文化圏を構成する地域の人びとの生活と、その自然、文化および社会環境の発展過程を史的に研究し、それらの遺産を現地において保存、育成、展示することによって、当該地域社会の発展に寄与することを目的とする野外博物館」と定義づけられている。
簡単に言うと、先進の環境技術を紹介するエコ情報の発信スペースらしい。
もともとはフランスで誕生し、エコロジー(生態学)とミュージアム(博物館)からの造語で、人間と環境との関わりを扱う博物館として考案されたもの。
日本で早期にスタートしたのが阿蘇たにびと博物館や山形県朝日町での取り組みであり、街全体が博物館であるという。
先日、大手町で「エコミュージアム」という、無機質なビル群の中のオアシスのような場所を見つけた。
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離れたところから見ると、宇宙船のような作り。
最近渋谷の透明なトイレが話題になってから、もしかしたらこれもトイレかと近づいてみると中はエコファームになっていた。日照の少ない都市緑地でも植物が育つよう先端技術が多く活用されている。
ふと以前訪れた中国広州にあるこの建物が頭に浮かんだ。
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チャイナポストの記念品ショップである。
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少しわかりにくいかもしれないが、クローイングアート。植物が成長して変化していく様子そのものがアートである。
![](http://www.noblestate.com/wp-content/uploads/2020/10/Anne_103_20201027.jpg)
ユーグレナやオイル産生微細藻類など次世代のバイオマス資源となる微生物が展示されている。
![](http://www.noblestate.com/wp-content/uploads/2020/10/Anne_104_20201027.jpg)
有田焼のタイルで作られ、蓄光効果があり、電力を利用せずに8時間ものあいだ発光する。磁器製のため、水に強く屋外の使用にも適しており、耐熱性で火災時にも安心。
癒しで自然に勝るものはないのではないだろう。
このエコミュージアムも都会での昼時など、束の間の癒しに役立っているのかもしれない。更なる癒しを求めて移住を決める人も後を絶たない。かつては働くのに便利な場所と癒しやバカンスのための場所を持ち、バランスを保っていた人たちも、もはや一か所で済むようになるかもしれない。