Blog
Blog

古都奈良を訪ねて

ANNE 2020.10.29

Pocket

修学旅行等で京都とセットで訪れることが多い奈良。
大人になって訪れる度にその魅力が増していった。

古墳時代から平安城に遷都されるまで数百年の間日本の中心であり、一歩足を踏み入れるとタイムスリップしたかのような気分になる。

一方、京都は千年も都として栄え、魅力的なところが実に多いが、やはり人の多さと、近代的な建物との混在で、歴史を感じつつ我にかえることも多々ある。

それに比べて奈良はゆっくりと時間が流れ、タイムスリップにいつまでも浸ることができる。
街並みも歴史建造物と融和されており、何度訪れても疲れを感じることが少ない。 町がコンパクトで、自然や動物と触れ合うことができるのも一因であろう。そんな奈良を一年振りに訪れ、その歴史と今の様子を少しシェアさせていただきたい。



奈良はシルクロードの最終地点であると同時に海外への玄関口でもあった。唐招提寺の建築には古代ギリシャの影響もみられるという。





風情のある街並み


東大寺二月堂より奈良の町を一望


150年間使い続けられている湯釜


二月堂で毎年行われる修二会(お水取り)で使われる松明
お水取りは仏の前で罪を懺悔することを目的としており、752年から一度の中止もなく続けられ、2020年で1269回目となるという。


毎年秋に行われる角切り直前の凛々しい姿
奈良時代に藤原氏の氏神として、茨城の鹿島神宮から神様を春日山に移してまつられた際に神様は鹿に乗って来たと言われている。それ以来、鹿は神様の使いとして大切にされている。


奈良といえばやはり柿の葉寿司。この葉っぱが鹿の大好物でもあるそうだ。


奈良県知事公舎
大正期の日本建築。奈良公園内にあり、若草山が一望できる。
サンフランシスコ講和条約と日米安全保障条約の批准書に昭和天皇が署名した場所でもある。

一年前に訪れた際、鹿はせんべいに目もくれなかったが、今年はコロナの影響をかなり受けているらしく、皆積極的に近づいてきた。主食は草のはずで、コロナに関係なく生えているはずだが、どうも鹿せんべいに慣れてしまったらしい。
Pocket