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MY COLLECTION 〜SHOES〜

ROSSO 2020.03.05

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今回は、私のシューズコレクションについてお話ししていきたい。
以前、私が購入してからずっと大切にするアイテムの一つとして「靴」について触れ、それがどれほどまでに愛着があるものなのかはお話しさせて頂いた。
しかし、その際は一つの靴に対する思い出に触れるあまり、その他の靴に対する話や、なぜこれほどまでに靴を収集するかについては触れることはなかった。
そこで、今回はなぜ靴をコレクションするのかについて、今の思いの丈を綴ってみたい。

現在、私の自宅には、これまでに集めた靴が数百足単位でコレクションされており、靴だけを保管する部屋を設けているほど靴のコレクションには没頭している。
個人的に収集癖があることや、一つの靴でタイプや色別などで欲しくなってしまう気質があることも、ここまでの数になったことに起因している。すでに、何足あるか検討がつかないほど、日々コレクションの点数は増加傾向にある。

なぜここまでコレクションをするのか?その答えは「歴史」にある。
「何を言っているのか?」と思うかもしれないが、どんなものにも必ず歴史がある。流行り廃りがあるものや、年によって好まれるカラーやデザイン、過去に流行したデザインを現代風にリメイクして発売するものや、今まではあり得ないコラボレーションがあるほど、靴を持てば持つだけ、靴やブランドの歴史、各社の経営戦略、その時代に生きていた消費者の購買動向を知ることにつながる。

もちろんそれだけではなく、投資的な観点から限定品などの購入を決断することもあるが、実際売ることは決してなかろう。なぜなら、私は靴を「履くため」ではなく「見るため」に買うからである。

大半の人は、仕事やプライベートのために靴を購入し、履き潰したら捨てるといった循環が形成されていると思う。しかし、私の場合は少し事情が違う。

私は、公私にわたって最適であると考えられる靴を常に10足程度玄関に置いている(もちろん、その靴の予備も購入済みである)。

そのため、衝動的に現在のコーディネートに合わせて靴を買うこともなければ、「〇〇が流行っているから」という理由で買うこともない。もちろん履き潰したからと言って、その場限りの靴を買うこともしない。
常に靴好きのコレクターと連絡を取り、限定品やおすすめ品だけを押さえるようにチェックを欠かすことはない。

これまで、靴好きの方々の知見を借りてここまでの点数を集めてきた。私は靴のコレクターとして、買った値段以上で転売することや、そもそも転売目的に購入すること自体にあまり賛同はできない。なぜなら、その靴を普段から履きたい人や、正規の価格以上で売買して靴自体の価格をつり上げたくないからである。
本来なら、靴は履くために存在し、メーカー側も投資対象として靴を販売しているわけではない。その中、私のようなコレクターがいるがために1足分の枠が減ってしまう。履きたいと思っている方の想いを台無しにしたくはない。

そのため、これからもコレクターとして売るためではなく、自身の欲望を満たすために靴のコレクションを続けていきたい。
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