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富裕層の買い物

ROSSO 2019.06.27

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以前、富裕層の買い物の話として「大きな買い物の一日」と題して執筆させていただいたが、今回は私の普段の買い物の風景について書いていこうと思う。また少しそこで、富裕層ならではの買い物事情についても考えてみたい。

今回向かった先は、やはり「高級車ディーラー」だ。「やはり」と書いたのは、このブログでも複数の愛車を紹介させていただいているように、私の買い物の流れの中で、普段よりお世話になっているディーラー巡りが占める割合は相当大きいものだからである。



大方の人からすれば「なぜそんなにディーラーに行くのか?」と思われるかもしれない。しかし、それは、富裕層にしかおりてこない限定車などの情報をもらったり、富裕層同士の人脈を深めたりするためなのだ。

実際、私が収集しているような高級車となると、そのブランドから複数台購入していたり、営業の方と密に連絡を取り合ったりしていないと、たとえ財力はあっても、今後の新型車の情報や限定車の詳細をもらうことはできない。

限定車は、もちろん乗る人もいるが、私の価値観からすると「乗る車」というよりは「投資」としての側面が強い。買った車が数年後に倍の値段になっていることもざらにあるからだ。

そのため、定期的に車を買うことも大切だが、ディーラー側に「私はこういう人間です」というパーソナルな価値観を伝えておくことが必要なのである。これは車に限らず、高級店では全て共通していることだ。

確かに前提条件として定期的に通うだけでなく、実際に購入しなくては意味がない。しかし、一方で買うだけでも意味がないのである。常に相手と良好な関係を保ち、タイミングよく商品を購入する。これは、限定商品を買うためには必要不可欠な要素なのである。私の日常の買い物は、常に「きたるとき」に向けて、最高の準備を行うようにしているのだ。

そんな買い物の仕方をしていて、つまらなくないのか?と思われるかもしれない。が、そんなことはない。ここまでやっておけば、単に限定商品の情報をもらうだけでなく、新作商品入荷の連絡や、限定商品の取り置き、レセプションやパーティーへの招待など、相手(ブランド)側から好待遇で接待を受けることもあるのだ。





話が少し脱線したが、今回ディーラーへ赴いたのは、ほとんどの方には公開されていない車両情報を頂いたからなのだ。その車両は日本に1台から2台ほどしかなく、普段は見ることができない。価格も桁違いで、車マニアであれば垂涎の的となる車両であった。



私が知る富裕層の方々は、こういう非公開の場で紹介されることが多い。彼らも、ただ人脈を広げるために来ているわけではないにしても、買い物一つで仕事やビジネス、今後につなげていこうとしている。これは車に限った話ではない。そのブランドの得意客になることで、ブランドにふさわしい富裕層たちとの出会いの場面が増えたり、話す機会が生まれたりする。富裕層は、ただの買い物を有意義な時間に変えることを知っているのだ。

実際に、私もそういう縁が広がる形で、車のイベントやブランドの本社に招待されたり、私を含む一部の人しか知り得ない情報をゲットしたりすることができるようになった。

今回は、富裕層の買い物というテーマから、少し派生する形でお伝えしてきた。富裕層は、なぜさらなる富裕層になるのか。少しでも感じていただけただろうか。

私の車コレクションについては、また改めてお伝えできる機会に、お伝えさせていただきたいと思う。車好きの皆さんには、ぜひ楽しみにしていていただきたい。



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