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エリザベス女王陛下とワンちゃん達

M. Christophe 2022.09.26

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女王陛下の犬達との生活



まあ、なんて愛くるしい眼差しのわんちゃん。女王陛下の愛を受けて陛下へ毎日コギー達は忠犬されていました。 また、女王陛下は子供の時から子犬達を毎日育てていらっしゃいました。



エリザベス女王陛下の側に寄り添う愛犬コーギーくん達は、英ロイヤルファミリーの一員ですね。 どの様なワンちゃん達にどれだけの愛を注いだことでしょう。ワンちゃん達にもご教育をしたのでしょう。

エリザベス女王と言えばコーギー

エリザベス女王は、ウェルシュ・コーギー・ペンブロークという犬種が大好きで、これまで30頭以上のコーギーを飼っていたと言われています。 1933年、女王が7歳の時に初代のコーギーを迎えて以来、この犬種一筋で、歴代の愛犬たちに無償の愛を注いでいます。



このお写真は本当に可愛くて探してみました。 これまでの生涯を通じて30匹以上を所有してきたと言われる女王陛下のワンちゃん。コーギーたちを愛を持って育ててこられており、その動物愛に対して敬意を持ってまとめてみますね。

エリザベス女王はこれまでの生涯でコーギーやドーギー(ダックスフンドとコーギーの交雑種)とともに暮らし、  今や愛犬たちはロイヤルファミリーのシンボル的な存在となっています。 2012年のロンドンオリンピック開会式ではダニエル・クレイグと女王とともに夢の競演を果たし、 2016年の『VANITY FAIR』特別号でも女王の横でカバーモデルになりました。 また、昨年の3月には、ボリス・ジョンソン英首相と電話をしている女王の写真が公開され、 彼女のデスクにはコーギーのブロンズ像が堂々と鎮座していたことも記憶に新しいです。



コギーのウィロー君。ウィローくんは、女王が18歳の時に飼い始めたコーギー犬スーザンの直系の子孫だそうです。 第14代目にあたる愛犬君です。

2012年に開催されたロンドンオリンピック開会式で流れた映像にもウィロー君は出演し、『007』シリーズのジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)とも共演しているのです。 素晴らしい演技といいますか。自然体すぎます。

またアニー・リーボヴィッツが撮影した女王の90歳記念ポートレートにも登場しています。

動画を載せてみます。
https://youtu.be/S0ZFBun4WMs

即位してから飼ったコーギーの数は30匹以上と言われているエリザベス女王。




むかしからエリザベス女王陛下と妹のマーガレット王女はたくさんの犬に囲まれて暮らされておりました。 犬と暮らすことがいかに人間のバランスを保つか?などを世界的に教えてくださいました。 女王陛下やアン王女は、ワンちゃん達のブラッシングといった世話をするよう親から教えられていました。

エリザベス女王陛下の飼い犬のウェルシュ・コーギーは、彼女から滅多に離れることはありません」でした。 滅多に離れることがないくらい忠犬でした。 女王陛下の体調をコギー君たちは、日々見つめていたんでしょう。

ドゥーキーとともに、ご一家はジェーンという名のコーギー犬も飼っていたそうです。 女王陛下の幼少期のお写真です。

子供の頃の女王陛下とワンちゃんです。


ミッキーとともに、一家はジェーンという名のコーギー犬も飼っていました。



1933年に王室一家がコーギー犬を初めて迎え入れて以来、エリザベス女王陛下は、この可愛らしい短足の犬種に夢中になりました。

1940年代に女王陛下ご自身がブリーダーとなり、その血統の最後の一匹のワンちゃんを最近、亡くしています。 もう飼っていないとは言え、コーギーは永遠にエリザベス女王の代名詞なのです。この愛らしい犬種が世界的に人気になっているのは女王の功績が大きかったといえますね。 それだけに、ロイヤルファンなら知っておくべき愉快な事実が女王の愛犬たちにはたくさありました。 女王陛下のコーギーたちは多くの一般人よりずっといい暮らしをしているということは確かです。 お城に住んでいました。お抱えのシェフや専属バトラーがいたり、女王陛下と一緒に飛行機や列車、車でどこにでも行けたり…裕福な犬生をコーギーたちは送っていました。 ブラビーですね。



女王陛下は生真面目な世界的な女性リーダーでしたが、私たちと同じように愛犬には日常から愛をかけて育てていました。 犬との生活ですね。

ワンちゃんにお抱えシェフがいました。さすがです。 元ロイヤルシェフ、ダレン・マクグレイディーは、女王のコーギーにも料理を作っていたと明かしています。 新鮮な食材だけをたっぷり使った専用メニューがあったといいます。毎日の食事はキャベツ、米、さまざまな肉で作られることが多かったようです。




これまでコーギーの繁殖を積極的に行ってきた女王でしたが、2015年頃を境に繁殖をやめたといわれています。 その理由について、英国王室アドバイザー、モンティ・ロバーツさん曰く「2012年頃にコーギーの繁殖を進めましたが、エリザベス女王はこれ以上子犬を増やしたくないとおっしゃっていた」そうです。 女王陛下は自分が先にこの世を去り、コーギーたちが残されたらかわいそうだと思ったようです。

女王陛下が飛行機で旅をして城を移動するたびにコギーたちも移動します。 可愛いコギーたちが飛行機のタラップから降りてきました。



リードをつけてお行儀よく降りてます。この時は12匹のワンちゃんが次々に降りてきました。



コーギーちゃんたちが、タラップを1人づつ飛行機から降りてますね。 女王の写真の数々に映り込むコーギー君たちは、英国・ウェールズ地方原産の足の短い牧羊犬です。 羊を追っかけているワンちゃんなのです。

大勢の犬たちは、まさに“動く絨毯”でした

一時期は、一度に13頭ものコーギーを飼っていた女王陛下ですが、宮殿の中を一緒に移動する女王とたくさんの犬の様子を、ダイアナ元妃は“動く絨毯”と呼んでいたとの逸話が残っているほどです。 もちろん、王室の犬たちは、バッキンガム宮殿で生活をしています。宮殿での拠点は、通称「コーギー・ルーム」。 隙間風を避けるために高さのあるバスケットの中で眠り、女王が直々にお世話をしていたそうです。 食事(牛肉からウサギまで)は、お抱えのシェフが調理し、 また、英国の冬が寒いために、クリスマスには女王自ら、各自わんちゃんに、プレゼント入りのワンちゃん用靴下を用意していたそうです。 その中には、おもちゃやビスケットが入っているのだそう。 クリスマスに靴下を飾るのには、意味がありました。 ワンちゃんたちにも、ビスケットをいれてクリスマスの靴下をプレゼントしていたわけです。



女王の長年の寵愛のたまもので、その存在は世界中に広まりました。今では日本でもよく見かける人気犬種です。 女王18歳の誕生日に生まれたスーザンという名の雌犬は特別で、彼女の血筋を引く子犬たちを繁殖させ、大切に育ててこられました。 スーザンの他にも、モンティ、ホリー、エマ、リネット、ノーブル、ウィロー、ヘザーなど、 英国らしい伝統的な名前を付けられた子犬たちが多い中、ときおりキャンディやシュガー、シェリーやビスト・オクソ(イギリスの有名な食品の商品名‼︎)など、食品の名前をつけていたのも興味深い部分ですね。 女王陛下はスーパーマーケットが好きでした。そこで毎週スーパーマーケットに行ってましたので、食品の名前をワンちゃん達につけたのかもしれません。 子犬たちに、ユニークなお名前を女王陛下が付けていたのも興味深い部分です。お人柄が現れます。 中には、1959年に『The Australian Women’s Weekly』誌の6月号の表紙を飾った子もいて、常にメディアの注目を集めるロイヤルファミリーのワンちゃん達でした。

飛行機から降りてくるワンちゃん達の写真です。


軍のスタッフがロイヤコーギーを抱えて飛行機から降りてますね。 犬たちに愛情を注ぐ女王陛下の優しさ、気持ちが素晴らしいです。

エリザベス女王の、ユーモアあふれる性格が垣間見える休暇中のエピソードがあります。趣味は乗馬でした。



スコットランドに滞在していた際、アメリカ人観光客のグループが、なんと女王であることに気づかずに、「この辺りに住んでいるんですか?」と 女王陛下に尋ねたそう。 これに対して女王は、「近くに家があります」とこたえられました。 そのグループは、「女王に陛下に会ったことはありますか?」と、女王本人に訪ねたそうです。 これに対して女王は「私はありませんが、彼らは会ったことがあります」と、犬達と護衛官だったグリフィンさんをジェスチャーで示しながら答えたみたいでした。 それほどまでに、英国の緑に溶け混んで国民にまごころで接していたことがわかります。



チャールズ新国王は国葬に先駆け、女王陛下を追悼され、賛辞の言葉が世界中から寄せられていることに感謝を述べられてました。 「この10日あまり、妻と私は、英国内や世界中から寄せられた多くの追悼と励ましのメッセージに深く心を打たれています。 ロンドン、エディンバラ、ヒルズバラ、カーディフで、私の愛する母である亡き女王の生涯にわたる務めに敬意を表し、 国民の皆さんがわざわざ集ってくださったことに、言葉にならないほど感動しました」と、2022年9月18日に声明を発表されました。

世界をまとめていたのは、英国エリザベス女王陛下だったと思われます。



女王陛下のひつぎに置かれた王冠についてお伝えします。



「大英帝国王冠」は、およそ3000個の宝石で飾られています。 イギリスの公共放送BBCをみていて、王冠の中央でひときわ輝く317カラットのダイヤモンドは世界最大の原石「カリナン」から切り出された貴重なものである、と、解説されていました。 また女王が気に入っていたとされる140カラットの「黒太子のルビー」は600年以上の歴史があるようです。 王冠には全体でダイヤモンド2868個、真珠273個、サファイア17個、エメラルド11個、ルビー5個が付けられていて、重さが1キロありました。 エリザベス女王はこの王冠を、イギリス議会で施政方針の演説を行う際にかぶっておられました。 2018年には「演説を読むときに下を向くことができない、首が折れそうだもの」と冗談を言われたこともあったそうです。




また金で出来たしゃくは長さ92センチで、先端部分には「カリナン」から切り出されたダイヤモンドが取り付けられているほか、下の部分にはバラやアザミなどの模様があしらわれています。

海軍の砲車に載せるため運ばれるエリザベス女王の棺ですが、よくみましたら、棺の上には君主の象徴である公式王冠「インペリアルステート・クラウン」と勺杖、宝玉が置かれていました。



ウィンザー城に女王陛下は埋葬されました

女王の棺はウェストミンスター寺院からロンドン郊外のウィンザー城へ。同城内の聖ジョージ礼拝堂での埋葬式の後、近親者のみの礼拝を経て、同礼拝堂内にある国王ジョージ6世記念礼拝堂に納められました。



国葬と当日の様子を写真・動画で伝える国葬と埋葬式の様子はイギリス王室の公式YouTubeでも生中継されました。また、BBCでは世界発信されました。 エリザベス女王陛下に敬意をこめて、最後に国葬をお迎えしたのもコギーのワンちゃん達でした。

英国女王陛下、ほんとうに世界の方々を助けてくださりありがとうございました。 ご家族や国民や世界の方がたが、英国女王陛下によって学ばれたことでしょう。 ありがとうございます。

執務室の中で女王陛下とワンちゃん。共に執務されてました。


写真はBBCより


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