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エリザベス女王陛下の70年に渡る毎日の微笑み

M. Christophe 2022.09.15

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英国エリザベス女王陛下の世界を魅了された君主としての微笑みをご紹介をしてみたいと思います。



英国の君主であられたエリザベス女王陛下の70年もの女王陛下の歴史の中で、常に国民と、世界の方にたいしての素晴らしい微笑みと、 その強い意志の眼差しが、テレビや報道を通じで見ていてとても嬉しくおもいました。

バッキンガム宮殿にて新国王になられるチャールズ国王、新皇太子になられるウィリアム王子ご一家のお写真には、優しさや国を守るべき方の姿が見えますね。

エリザベス女王陛下は車の運転がお好きでした。



じつは、私はエリザベス女王陛下の運転される姿を英国で見たことがありました。そのお話しを、かかせていただきます。

12年前、英国の友人と農道を昼に散歩をしているときに、女王陛下の運転されるお車に遭遇しました。 友人と3人で「女王陛下だわ」と手を振りましたら、いきなりお車をバックしてこられ、車を止め、窓ガラスを下げてくださり、握手をしてくださいました。 感激しましたが、この先が、我が家だからお茶にいらっしゃい、と。私の友人が、ハイ、伺いますと、ついていきました。

お車はレンジローバーでした。防弾のレンジローバーでした。何よりも運転をされている90代に驚きました。 しかし、エリザベス女王陛下は運転免許証を持ってないのです。 英国では運転免許証発行人が英国の女王本人であるため、運転免許試験は受ける必要がないそうです。 これが素晴らしいですね。運転がお好きな女王陛下は、よくお車を運転をされていたようです。 第二次世界大戦中に英国陸軍の女性部隊で車両整備士を女王陛下はされていました。 軍用大型トラックの運転もできたようです。 初代ランドローバー・ディフェンダーを運転する姿も英国では話題になっていました。

エリザベス女王陛下は近年は公道での運転を控えていたようですが、 敷地内で安全に運転を楽しむ様子も撮影されています。 それほどまで女王閣下は車がお好きであった様子です。

エリザベス2世女王陛下のお名前は、イギリスの国家元首として、車好きの女王としていつまでも語り継がれていくことでしょう。



英国君主ですから専属の素晴らしい運転手がいます。 しかし、エリザベス女王陛下は自分でハンドルを握ることで知られていました。 長年運転席での時間をエリザベス女王陛下は楽しんでこられました。 他の母親と同じように、子供たちを乗せて英国をお車で移動されていました。

愛車を運転するときには欠かせないアイコニックなスカーフスタイルも確立されていました。 60年以上の運転歴がありました。ブラボー!



スコットランドにて、バルモラル城に滞在していたエリザベス女王陛下が、自ら車を運転しているところです。

驚きますが、90歳超えており、お車の運転が本当にお好きなのが理解できます。 普段は後部座席に座っているエリザベス女王陛下ですが、 バルモラル城の敷地内ではドライブを楽しむのがお好きだったようで、 なんとキャサリン妃のご両親を城に招待して狩猟。 鳥を撃つのですが、ライチョウ撃ちをした後に、ご夫妻を乗せて運転されてました。 途中、助手席に乗ったキャサリン妃の母に、敷地内を案内されていました。



リトル英国の小さな旅



イギリスのアンセムである『女王陛下万歳(God Save the Queen)』に歌われるように、 神は何十年間にわたって英国のエリザベス女王を救い、彼女に勝利、幸福、栄光、その他すべてを与え続けてきました。 このような意味ですが、やはり日本人にはない文化ですね。

日本人や日本語にはない、「救う」という言葉。 今回、英国エリザベス女王陛下について、再度本などを読み直しています。 「救う(save)」とは日本人にあまりなじみがないと思います。 英国の戴冠式で歌われるこの歌の歌詞は、君主を生かし、傷つけないように、という意味で「save」と歌っています。 女王の治世50年を記念したゴールデン・ジュビリーで皇太子が「ポリティカル・コレクトネスからは遠い」と評されました。 「敵を倒せ(And make them fall)」と歌い、敵に対しては「救い」とは反対のことを望んでいることに注意しなければいけませんが、 君主制とはそれほどまでに心遣いがある英国を、長い歴史の中で産みだしたのかもしれませんね。 女王陛下や新しい新国王陛下はそれほどまでに気を遣っていますね。

God save the KINGに変わりますね。



国民や世界の国々から親しまれる新しい国王陛下になっていかれることでしょう。

女王陛下の召し上がっていた食べもの



女王は、朝起きらましたら淹れたてのアールグレイを、ボーンチャイナのカップで飲み(ミルクと砂糖は抜き)、ビスケットを数枚を食べられていました。

英国エリザベス女王陛下が食べられていたものは、一般的なスーパーを使うことが日常でした。 国民のためのスーパーへ、食の視察は毎月されていたようです。

王室の一員は毎日、何を食べるか決めることも大変ですが、女王陛下にはメニュー選びを手伝ってくれるチームがいます。

スーパーマーケット・チェーンです。

ウェイトローズ(Waitrose)で買い物をされていました。



あとは、英国の農園があり、そちらで栽培もされていました。地域の国民に配ってもいるそうです。



チキンを焼いたものと野菜サラダを少しお食べになることが、女王陛下は楽しみだったようです。



女王陛下お好みのアフターヌーンTEA。



エリザベス女王をはじめとするロイヤルメンバーの専属シェフを15年あまり務めたダレン・マグレディ氏にききました。

女王陛下のお紅茶は特別です。お紅茶は「沸騰したお湯でいれなければならない」ものであり王室の伝統です。 マグレディ氏は先ごろ、イギリスのコーヒー専門店『コーヒー・フレンド』のブログに掲載されたインタビューのなかで、女王のお好みのお茶のいれ方について語りました。

「お茶をいれるときには、完全に沸騰したお湯を注がなければなりません。 そして、お茶が出るまで5分待ちます。ティーポットでお茶をいれるときに本当に重要なのは、ここなのです。そうやっていれるのが、本物の紅茶です。」

女王が一番好きなのはおそらく、「アフタヌーンティー」であるとのこと。 「世界中のどこにいても、女王は毎日アフタヌーンティーを楽しまれていました」 「おひとりでバッキンガム宮殿にいるときも、ウィリアム王子と一緒の時も、ガーデンパーティを開いて6000人ものお客さまを招いた日も、 あるいはロイヤル・ヨットのブリタニア号でオーストラリアに行ったときも、です。」 そのメニュー内容はというと、 「サンドイッチの具はいつも2種類。ほかにスコーンとミニケーキを用意し、紅茶はアールグレイでした。」 女王はいつでも規則正しくテーブルにつき、その日のスコーンやミニケーキを、紅茶とともに楽しんでいたといいます。 これが英国の伝統的な女王陛下のアフターヌーンTEAです。 決して華美ではないシンプルで甘くない品。 マグレディ氏は、王室専属の食べもの担当シェフです。 スコーンとミニケーキのどちらも、女王陛下や女王陛下のゲストの方々にはけっして、2日間続けて同じものを出さないように気を遣われていたようです。 「プレーンスコーンをお出しした次の日には、レーズンなどが入ったフルーツスコーンにされたり、 甘くない糖質控えめなスコーンを焼いて、続けて同じものにしないことが、非常に重要でした。」 「ですから、バッキンガム宮殿のシェフたちは、月曜日の朝には(女王が週末を過ごす)ウィンザー城にご連絡されて、 前日には女王にどのようなスコーンをお出ししたのか、聞いているくらいの配慮をされたようです。」

同じものを続けてお出ししていたら、何が起きていたか・・・。「クビ」と、言われていたかもしれませんから、と、言われたときには、 さすが英国エリザベス女王陛下だと感じました。

スタッフは必ず、前日に何を召し上がってこられたか? きちんと確認を陛下にされていたそうです。 ロイヤル風の食事を試してみたいという人は、ダイアナ妃とウィリアム王子にお尋ねしてみましょう。

『Eating Royally』と『The Royal Chef At Home: Easy Seasonal Entertaining』こちらの英国の本がおすすめです。 女王陛下がお好きなチョコカップケーキです。

ロイヤルシェフが作ったチョコレートカップケーキ。 エリザベス女王94歳のお誕生日を祝って、まさに女王にふさわしいデコレーションを施したチョコレートカップケーキをロイヤルシェフたちが、 甘さ控えめに糖尿対策をして作ったカップケーキがお写真です。

小さな英国への旅



英国への世界の方たちが集まる日、2022年9月19日ロンドン。



日本の天皇・皇后両陛下は、2022年9月19日にイギリス・ロンドンで行われるエリザベス女王の国葬に参列されます。 素晴らしいですね、流石に英国にご留学をされたお2人を英国はお招きされました。 テレビを見て理解しました。 日本の官房長官の発表によると、両陛下は9月17日に出発、20日に帰国される予定です。 この訪問で日本の政府専用機が使用される見込みてすが、天皇陛下がボーイング777型政府専用機に搭乗されるのは、実はこれが初めてとなるご様子です。 天皇陛下が政府専用機に乗るのでございます。 現在の両陛下ともに英国に留学経験がございますから、参列は即位後の初の外国訪問になることでしょう。 素晴らしいと思います。



日本と英国は素晴らしい繋がりが昔からあります。 最近、英国の友人とライン電話で話していたら、 (英国王室のことはBBCを拝見して分析をしていますが、、、) 日本の天皇陛下が招聘を受けたことを言っていました。 このエリザベス女王陛下の英国国葬にあたり、 イギリス政府は出席する各国要人に専用機ではなく、民間の定期便を使用するように促しています。 ただし、天皇陛下は、専用機の例外対応になるようです。 エンペラー、エンプレスのいる国は世界で唯一日本だけなのです。

なお、岸田首相は国連総会に出席し、9月20日から始まる各国首脳による一般討論演説を行う予定です。 このため、日本の政府専用機は天皇陛下のイギリス訪問、首相のニューヨーク訪問と相次いで2つの任務につくとみられます。 素晴らしい飛行機の出動ですね。



英女王国葬での訪問には自家用ジェットを控え、ヘリコプターでの移動は禁止となります。 ロンドン市内には世界遺産もあり環境を守るためもあります。

ウェストミンスター寺院ロンドンへはバス移動の配慮です。 19日に営まれる故エリザベス女王の国葬を控え、英政府が外国からの参列予定者にこうした要望を出されています。

世界中で親しまれた英国女王の葬儀はかなり大規模になるでしょう。ヒュースロー空港は大変な混雑になるでしょう。 警備上の都合から各国に弔問客の人数制限も求められています。 対応が本当に大変な様子です。

政治の専門家か新聞を通じて報じた10日付の英外務省通達によると、参列する外国の元首らは「厳重な警備と通行規制」のため、 ロンドン西部で各自の専用車を乗り捨て、国葬会場のウェストミンスター寺院までは護衛付きバスで往復移動となるご様子です。 バスで移動です。 英国では招待客を、各国の元首とその配偶者およびパートナーに限定し、随行者などは認めないそうです。

重要なことは、警備と地球環境を考慮して「可能であれば」との条件付きで、 「プライベートジェットなどは使用しないでください。」 この文章は素晴らしいご配慮ですね。 女王陛下は常に自分の葬儀は派手にしないようにと伝えており、環境問題への配慮から参列されるかたにエコロジーを伝えていくように伝えている様子でした。 訪れた方は民間旅客機での訪英をお願いされています。 ロンドンのヒースロー空港の準備や駐機スペースの問題があるようです。 自家用機に固執する弔問客には、ロンドン周辺の「混み合っていない空港」に向かうようにお願いし、空港からのヘリコプター移動は禁じられています。

女王の国葬には日本から天皇、皇后両陛下が参列する方向です。 バイデン米大統領らも出席する準備をされているようです。 米大統領の移動には通常、大統領専用の飛行機や車両、ヘリコプターが使われるため、駐英大使の1人は「バスに乗るバイデン大統領を想像できるかな。」と、少し頭を展開してみました。 アメリカのバイデン大統領も英国の護衛付きのバスに、きっと乗れるでしょう。世界平和にはバス移動が大切ですね。 世界が困惑する英国エリザベス女王陛下の国葬に、世界がすでに注目をしています。 AFP通信を分析して読んでますと、英首相報道官は「各元首への対応はリスクなどに応じて異なり、大使館を通じ助言している」様子です。



英首相報道官のメッセージから下をお伝えします。

一般弔問客の数は2002年に死去した女王の母エリザベス皇太后(Queen Mother)の公開安置に訪れた20万人をはるかに上回ると予想されています。 スコットランド・エディンバラで先に行われた公開安置では、約3万3000人がエリザベス女王陛下の弔問に訪れています。 どれだけの人数がウェストミンスター寺院に英国に集まることになるでしょう。 次は日本での国葬が9月下旬に控えています。
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