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肥満に対するリスク意識が高い英米の富裕層が気にする数値

焔(Homura) 2022.08.29

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私自身海外駐在が長かったこともありアメリカのいろんな州に富裕層の友人がいます。一定の年代層になってくると話していて必ず話題に上がるのが「ダイエットと健康、そしてアンチエイジング」に関することです。

特にアメリカ人の場合は肥満になりやすい傾向がありますので、健康志向の食事とダイエットに対する関心は日本人以上だと思います。

日本では意外と知られていませんが最近アメリカやイギリスで注目されてるのがウエストのサイズと肥満の関係です。身長とウエストサイズの比率を知ることが肥満のリスクを減らすのに役立つ可能性がある、と言うイギリスの国立医療技術評価機構の発表もありました。

またこの身長とウエストサイズ比率と肥満の関係についてはアメリカの肥満専門医もリスクを評価する上で有効な判断材料になるとしています。今回はアメリカのセレブが最も気にする肥満に関する話です。

イギリスの国立医療技術評価機構が定める基準のウエストサイズは?

今回イギリスの保健当局がまとめた資料によると、自分自身の健康状態を図るために身長とウエストの比率を計算することを推奨しています。

そして身長の半分のウエストサイズを維持することが健康維持に役立つと述べられています。この数値を保つことで肥満に伴うリスクの予防につながると保健当局は発表しています。また腹部の脂肪(内臓脂肪)が多いと糖尿病などのリスクが高くなるとも述べられてます。

イギリスの国立医療技術評価機構にある具体的な数値の測り方ですが、健康と呼ばれる自分自身のウエストと身長の比率は0.4〜0.49とされています。この数値が0.5を超えるとリスクが高くなり、さらに0.6を超える場合には要注意となります。

また保健当局の新しいガイドラインによるとBMIの数値が35軽度の場合は内臓脂肪のモニタリングをするよう勧められています。BMIに関しては日本でも馴染みのある数値ですね。イギリスの保健当局が内臓脂肪のモニタリングを勧めるのは、健康的な体重かどうかの判断基準としてBMIの数字だけでは不十分だと長期にわたって考えられていたからです。

このやり方であればすぐに自宅でも計算することができます。簡単に測定できると言う効果的な方法ですので、自分自身での健康管理と、健康に悪影響を与える可能性のある要因を簡単に探し出せるメリットが考えられます。

アメリカの医師が警告を鳴らす内臓脂肪のリスク

アメリカにおいてもウエストと身長の比率を計測することは肥満を判定するための数少ないやり方の一つだと言われています。アメリカの肥満専門医によるとたとえBMIの数値が30から35だとしても要注意だと述べています。

アメリカの場合特に肥満体型の方が少なくありません。その場合は体重が脚や臀部に集まってしまうこともあり、肥満が原因で色々な病気を併発してしまうことも多いようです。

ウエストと身長の比率以外にも、ウエストとヒップの比率の確認も一部の医療専門家が推奨していますが、どの方法にしても完璧なものではありません。

富裕層であっても避けて通れないのが年齢に伴う体型の変化でしょう。ヘルシーな日々を送るために減量に苦労している人が多いアメリカですが、ワークアウトを続ければたとえ体重そのものの変化はなくてもお腹の脂肪を減らすことは可能です。

日本人とアメリカ人ではそもそもの体型も異なりますので、今回の基準となる数値が全て参考になるわけではありません。それでもダイエットに興味がある方は一度自身の身長とウエストサイズの比率を計ってみてはいかがでしょうか?
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