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完全なプライベート空間を満喫できる「自分だけの島」を購入する

焔(Homura) 2022.07.06

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https://www.cisneros.com/divisions/cisneros-real-estate

2019年に始まった世界的なパンデミックは世界中で多くの人のライフスタイルを変えてしまいました。人との接触を避けるため自分だけの島を購入したりする人も増えて来ています。

日本でも無人島を購入することは可能ですが、ライフラインが整っていなかったり生活の利便性から考えるとあまり現実的ではないケースがほとんどです。そんな中、たまたま目にしたのがニューハンプシャー州にある湖に浮かんだとある島の住宅が335万ドルで売りに出されてるというニュースでした。

この島はハーミット島と呼ばれていますが、具体的にどんな物件なのか興味があって調べてみました。

■日本人には馴染みのないニューハンプシャー州とは

観光でアメリカを訪れたとしても日本人がまず訪れることはないニューハンプシャー州です。位置的にはボストンのあるマサチューセッツ州に隣接しており、バーモント州を挟んだその北部はカナダ国境になります。

ニューイングランド地方にある州ですが、大きな国立森林公園など自然に溢れた地域です。ニューハンプシャー州にはたくさんの島がありますが、そのうちの一つがウィニペソーキー湖。今回売りに出された物件はこの湖に浮かぶ一つの小さな島です。

■335万ドルで手にできる島と物件

まずこの島の広さですか、物件情報によると9,105平方メートルとなっています。特徴的なのは、この物件は対岸にあるガレージ部分の土地と一緒に販売されているという点でしょう。

ウィニペソーキー湖では現在50以上の物件が販売されているといいます。1番高いものは2,000万ドル近くしますので、今回の物件は比較的低価格のもののようです。過去40年間にわたり所有されていた物件を改装したものですが、ベッドルームも3つありますので、2拠点生活や別荘としては理想的な広さと言えるでしょう。

このハーミット島に渡るにはもちろん船は必要ですが、アメリカでも北部に位置しますので冬場には完全に凍結した湖の上を歩いて行くことも可能だそうです。もちろん現実的ではありませんが、対岸からは目と鼻の先にある物件ですね。(約50m)

この物件の1番魅力的な部分は完全にプライベートな空間でありながらも、生活拠点としては非常に便利な場所にある点です。対岸にさえ渡れば買い物など日常的な生活に困ることはありません。

また、独自の浄化システムが完備してますのでバストイレに関しても全く不便はなさそうです。

■今後も増加傾向にある富裕層向けのプライベート物件

自分だけの島を持ち、目の前に広がる水面で癒される。このような環境は多くの方にとって理想的なものであるといえます。

湖や海など、人の心を落ち着ける効果のある景観はメンタルヘルスにも大きな効果があります。

アメリカには自分の理想の居住空間を得ることができる物件が数多く存在しますので、自分が求めるライフスタイルに合わせたセカンドハウス探しの需要は富裕層の中でも今後は広がっていくように思います。
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