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こだわりの時間 神乃珈琲

M. Christophe 2022.06.22

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afterコロナと同時に注目するこだわりの珈琲店。ドトールコーヒーの最高級ブランド「神乃珈琲」。そのこだわりを私は毎週探求しています。

コロナ禍の中でできた神乃珈琲。2022年6月9日、新宿に誕生しました。1人1人が真心を込め、おもてなしの気持ちで対応してくれます。それは茶道のお手前を思い起こさせるほどです。



コーヒーを点てる工程は、茶道のお茶を点てる工程と一緒です。私が通っている神乃珈琲では、お客様へのおもてなしの気持ちを込めて、丁寧にお作りしています。神乃珈琲は、一切作り置きはしていません。注文を受けてから一杯ずつ点てるのが、ここでの作法。



コーヒー豆の良さを引き出すために、ドリップの仕方にも決めごとがあります。コーヒーは抽出直後の温度が高い時が最もアロマを感じ取りやすく、香りを楽しめます。お湯を落とす高さ、強さ、注ぎ方によっても、苦味や酸味の出方が変わってきます。

若手スタッフが丁寧に落としたコーヒーを、温めたカップに入れて、ようやく出来上がります。コーヒーは熱さによって味わいが移り変わる飲み物です。徐々に変わる味わいを心ゆくまでお愉しみください。



こだわりの時間と、選び抜かれた焙煎の豆 エチオピアのコーヒーは最高です。季節やその時々に合う理想の一杯のために、スタッフが毎日頑張ってコーヒーを点ててくれます。神乃珈琲では、季節と豆と空気との調和を大切にしているのがわかります。コーヒーの神様である鳥羽会長や神乃さんの気持ちがきちんと伝わるような1杯に仕上がっていきます。

コーヒー豆のコンディションは季節や気温、湿度によって日々変化していきます。そのためにはきちんとした豆の管理が必要です。話を聞いたところ、毎月のテーマや季節のイメージに合わせて、熟練の焙煎士が目と感覚を頼りに豆選び、焙煎度合い、ブレンドを調整されるようです。

【五感に響くコーヒー】
五感に響くホテルは、皇居の前にあるパレスホテル東京ですが、五感に響く五官とも書いておきますが、それは神乃珈琲店かもしれませんね。

コーヒーに合わせる甘味料は、なんと和三盆でした。お菓子は、
1.上品なクッキー
2.あまさ控えめのケーキ

甘さとほのかな香り、コーヒーと穏やかな甘さのお菓子、ハーモニーが生まれていますね。僅かなチューニングがコーヒーの味わいを、そしてイメージを驚くほど鮮明にします。五感に響くコーヒーは、五感で和えたコーヒーでもあるのです。



和紅茶、これがまた素晴らしいです。



若さ満載でフレッシュ、これから最先端をいく神乃珈琲、、是非足を運んでみてください。



神乃珈琲の神乃というお名前は、ドトールコーヒー常務の神乃さまのお名前からきているそうです。

美味しいコーヒー豆を使うときは、紙の匂いが移らないようにフィルターを湯通しして洗うそうです。新鮮なコーヒー豆はお湯をかけてあげると、CO2(二酸化炭素)を含んだ香りの成分ガスが出てくるので、コーヒー豆は乾物と考えられているそうですが、実際には野菜や魚のように生鮮品として考えるべきですね。

そんなコーヒーを美味しく点てる茶道的な神乃珈琲とは、神業での、珈琲のお手前かもしれません。
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