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海外の旅行先で時差ボケをなくして快適な睡眠をとる3つの方法

焔(Homura) 2022.05.30

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海外旅行で一番気をつけたいのは現地での睡眠の質です。東南アジアなどへの旅行で「フライトの時間が短い」「時差もあまりない」場合にはそれほど気になりませんが、アメリカなどへの旅行の場合は状況が異なってきます。西海岸でも10時間以上のフライトと10時間以上の時差がありますので、快適な旅を過ごすためには時差ボケをなくすための質の高い睡眠を現地で取る必要があります。

たとえファーストクラスで移動したとしても、避けて通れないのがこの健康管理です。私自身、数日間しか滞在しないアメリカ旅行を何度も経験していますが、到着した最初の夜に睡眠をしっかりとって翌朝に疲れを残さないことが大切です。

睡眠の質を上げるには「寝返りの回数を増やす」ことが大切だと言われています。同じ体勢で睡眠をとっていると血流が悪化してより多くの疲労物質を溜め込むことになってしまうからです。寝ている時も出来るだけ姿勢を変えることで体は疲れにくくなります。

今回はそのために必要な対策について書いてみたいと思います。

■就寝の時にゲストルームの明かりはできるだけ暗くする

アメリカのホテルではたとえ一人でも大きなベッドが2つ以上置かれている部屋を割り当てられることも少なくありません。そのような場合にはできるだけ壁側ではないベッドを利用することがオススメです。就寝中の状態を動作確認すればわかりますが、横向きで寝る際には人は無意識に壁側に向いてしまいます。

これは人間には「明かりのない方向に向いて寝る」習性があるためです。寝てる間にも光源のない方向を無意識に選んでしまいますので、壁側にセットされたベッドに寝てしまうと結果として同じ体勢での睡眠となってしまいます。結果として、翌朝起きてみると全く時差ボケが治ってなかったり、疲れが取れず調子が良くないということも少なくありません。特にアメリカなど普段と異なった生活環境ではより注意が必要でしょう。

質の良い睡眠を求めるのであれば、出来る限りすべての光はシャットアウトすることが大切ですね。とは言っても旅先のホテルですので、どうしても常夜灯や間接照明などが睡眠の妨げになることもあります。旅先で出来るだけ寝返りを打てるように、壁側のベッドを選ばないだけでも睡眠の質は異なってくるものです。

■旅先でこだわりたいベッドの硬さ

海外旅行の際には、できれば「この国ではこのホテル」という定宿を見つけることをオススメします。トップグレードのセレブや富裕層が使うようなホテルでも、柔らかくて沈み込みやすいベッドを使っているホテルもあります。そんな場合には体のポジションが安定してしまって睡眠中に寝返りが打てなくなってしまいます。

出来るだけ硬めのベッドをゲストに提供しているホテルを選ぶことで寝返りの回数を増やすこともできる上に腰などにかかる負担も軽減することが可能です。

そして、枕も睡眠の質に大きく関わってくるアイテムです。そもそも睡眠中にずっと仰向けで寝る人はほとんどいません。必ず右や左を向いたりするものです。理想的な枕の高さとしては、仰向けに寝た時に腰がベッドに付けられている高さが理想的だと言われています。

クイーンサイズやキングサイズのベッドが当たり前のアメリカのホテルですが、意外と枕は柔らかいものが多いので注意しましょう。ここでオススメの休み方ですが、複数の枕を組み合わせてベストな睡眠ポジションを作ることです。まず中央部分の枕は仰向けの高さに合わせるだけです。そして余った枕を利用して両サイドを高くしてしまいましょう。このように枕を配置するだけで仰向けでも横向きでも体に一切負担をかけない体勢で睡眠をとることができます。

■ベッド内の温度を上げることで寝返りの回数を増やす

人種的な違いもあるかと思いますが真夏のアメリカで欠かせないのが「強すぎるクーラー対策」でしょう。寝る時にはできるだけクーラーは消したいものですが、アメリカでも特にラスベガスのあるネバダ州や気候が良いアリゾナなどはエアコンなしでは過ごせません。

そんな場合に役立つのが、できるだけベッドの中の温度を上げるということです。特にクーラーをつけっぱなしで睡眠をとる場合には役立つ方法です。ベッドの中がぽかぽかして暖かいと人間の体は無意識に冷たいエリアを探して寝返りを繰り返すことになります。睡眠中はできるだけ無意識に体を動かすようにすることで、色んな負担の軽減につながります。

海外旅行につきものの時差ボケと睡眠不足ですが、できるだけ到着した当日に解消するようにすればより快適な旅は過ごせるようになるでしょう。
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