アメリカの富裕層にとってヘルシーライフとダイエットは生活の中心にあります。また、アンチエイジングに対する興味が高いのも特徴で、専門の栄養士にアドバイスを受けた食事を心がける人も少なくありません。

牛乳はとても栄養価の高い飲み物で豊富なビタミンやミネラル、そしてタンパク質が含まれています。筆者も大の牛乳好きですが、やはり気になるのはダイエットの敵である糖分が多く含まれていることです。

今回はアメリカのセレブに好まれる、栄養士が勧めるミルクやそもそも乳成分を含まないミルクについての話です。日本では手に入らないものもありますが、ヘルシーライフを目指すのにはとても参考になります。さて、どのようなミルクが栄養士のおすすめでしょうか？

■牛乳の代替製品である植物由来のオーツミルク

食物繊維がとても豊富なことで有名なオーツミルクです。アメリカでも牛乳の代替食品としての人気が高い商品です。このオーツミルクには、食物繊維以外にも腸機能の改善を助けるβグルカンという成分が含まれています。コレステロールを抑える効果がある水溶性の食物繊維です。そんな人気の商品ですがデメリットとしては天然糖分が含まれている点でしょう。

■人によって好みが分かれるエンドウ豆ミルク

日本ではまず見かけることのないミルクですが、筆者自身アメリカで何度か勧められてトライしましたが…人によって好き嫌いは分かれそうです。ただこのミルクにはとてもクリーミーな味わいがありますので、「牛乳」ではなくエンドウ豆をより感じてしまうかもしれません。

喉ごしはとてもなめらかなミルクです。このエンドウ豆ミルクにはタンパク質やカリウム成分が豊富に含まれています。かなり豆の味は強めですが、興味のある方は一度ぜひトライしてください。

■アメリカでも大人気のアーモンドミルク

特にダイエットをしてる人におすすめなのが、このアーモンドミルクです。名前だけでもなんとなく味はイメージできるかもしれません。特にアメリカではダイエット中の方に勧められることの多いミルクです。無糖アーモンドミルクは多くの抗酸化物質を含みながら、脂質や糖質が少ないことで知られています。唯一のデメリットはタンパク質が多少少ない点でしょうか？

■低カロリーで選ぶならココナッツミルクがベスト

ココナッツミルクは一番おすすめできる選択肢かもしれません。低カロリーな上、乳成分は全く含まれていませんので、ナッツなどにアレルギーがある方も心配は要りません。中鎖脂肪酸トリグリセリドという成分が含まれておりますが、脳機能などをサポートする効果が期待できるようです。ビタミンDやカルシウムが非常に豊富なココナッツミルクですが、タンパク質は比較的少なめ。また脂質などが少し多いのが気になる点ですね。

■日本でも人気の豆乳はタンパク質がたっぷり

日本ではコンビニなどでも簡単に手に入るのが、この豆乳製品です。豆乳（ソイミルクと呼ばれます）はタンパク質がとても豊富な上に、カルシウムやアミノ酸も多く含んでいます。

今回紹介した中では、豆乳が一番牛乳に近いと言えるでしょう。アメリカではジムなどでのワークアウトの後の飲み物として一般的です。コップ一杯あたりのタンパク質に関しては牛乳とほぼ同じですので、ヘルシー志向なライフスタイルをこれから始めようという方には特におすすめかもしれません。