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アメリカやイギリスのセレブも悩む花粉の季節!海外の花粉症事情は?

焔(Homura) 2022.05.10

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春真っ只中、日本は花粉症の季節です。コロナ禍もあり今年は早めに病院に行く方も多いようです。私自身は花粉症になった経験はありませんが、よく一緒に海外に行く友人などは、海外では花粉症は出なかったという人もいます。

実は海外でも花粉に悩まされる人は少なくありません。英語ではPollenAllergyなどと呼ばれる花粉症ですが、今回はアメリカやイギリス及びその他の国の花粉事情について書いてみたいと思います。

■市販薬やサプリで対応する人も多いアメリカの花粉症

実はアメリカでは花粉症そのものに対する注目度はそれほど高くありません。もちろん花粉は飛び散りますし、実際に病院に行く人も少なくありませんが、とにかく車社会のアメリカです。外に出ている時間が少ないことも花粉症に対する注目度が低い原因かもしれません。また、アメリカの場合、東海岸と西海岸では気候も異なります。州や植物によっても異なってきますが、毎年3月から7月前までが花粉症の季節です。(現在真っ只中です)

主にオオバコ、ドクムギ、ウォルナッツなどが主要な花粉となります。アメリカではそこまで注目度の高くない花粉症ですので、市販の薬で対応する人がほとんどのようです。セレブ層も一般的には薬のアレルギー反応を避けるために、サプリメントなどで対応している人も少なくありません。

■日本同様花粉マップ天気予報で知らされるイギリス

この季節になるとイギリスでもいろんな花が一気に咲き乱れ花粉症の季節となります。それでも紳士の国イギリスでは多少辛くても自分のスタイルを崩したくない、かっこよくいたい、そんなセレブも少なくありません。マスクの着用もあまり好みませんので、花粉用のマスクなどはしたくないのでしょうね。

この時期になるとイギリスのファーマシーの店頭にはアンチヒスタミン剤が並ぶようになります。もちろん症状がひどい場合はホームドクターに相談して、より効果の高い薬を処方してもらうのが一般的です。そしてイギリスでは、日本の天気予報と同じく、花粉マップがニュースでも表示されます。アメリカより花粉に対する認識が少し高いのがイギリスですね。

■ミモザ系の花粉が多いオーストラリア

南半球のオーストラリアでは、国花であるワトルと呼ばれる花が春になると咲き乱れます。時期的には7月ぐらいから1月ぐらいまでです。日本よりも花粉症の原因となる植物の数が多いのがオーストラリアです。日本では全く花粉症の経験のなかった人が、オーストラリアに留学や移住など長期滞在をして初めて花粉症になる人もいるくらいです。

オーストラリアでも特に、アデレードでは花粉症になる人が一番多いと言われています。またオーストラリア南部は特に花粉が多い地域です。日本と同じように目薬などで対応する人も少なくありませんが、それ以外にも自然な(ヘルシー&オーガニック)方法で症状の改善を目指す方も多いようです。オーガニック系のティーを飲んだり、それぞれの方が自分に一番合った対処法を試しているようです。

■牧草の季節には花粉が多くなるニュージーランド

オーストラリアとは異なり、花粉症はあまり気にしないのがニュージーランドの人たち。農場が多いお国柄もあるかもしれません。牧草を作る季節と呼ばれる12月からはニュージーランド全土の農家で草刈りが始まります。そして、その時期には花粉症になる人が毎年多くいるようですが、特定の牧草によるものではなく、たくさん存在する雑草すべてが影響しているのかもしれません。

花粉症に対して牧歌的とも言える考え方をしている人が多いのがニュージーランド。ニュージーランドで花粉症になったとしても、すぐに専門クリニックで診療を受けることはできません。まずは一般クリニックで「専門家の必要が不可欠」と診断された場合のみ、専門クリニックの紹介を受けることができます。

あまり花粉症を意識しないお国柄ですので、花粉症などのアレルギーが出ている場合は乳製品を避けるようにするなどして花粉の季節に備える人も多いようです。
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