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ペット好きのアメリカセレブが興味を持つねこの「ゴロゴロ」意思表示

焔(Homura) 2022.03.30

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アメリカに限らず富裕層やセレブの多くがペット好きです。私の友人の多くが犬やねこをペットとして飼っていますが、先日獣医師の友人から面白い話を聞きました。ねこは喉をゴロゴロ鳴らしますが、実はそれで伝えようとしていることがあるようです。

個人的にも興味があったので調べてみると、アメリカの獣医師ChristineSellers先生のコラムに面白い分析が掲載されていました。Sellers先生は独特の観点でねこの心理?を分析されていますが、内容的にもとても楽しいものだったので今回のブログで紹介したいと思います。

一般的にはねこが喉を鳴らすのは、満足感を表現するものだと言われていますが、このゴロゴロから生まれる振動は傷を癒したりする助けになっている可能性もあると言われています。私自身心理カウンセラーの資格を持っていても、さすがにペットの心理を推し量る方法はありません。さて、ねこのゴロゴロですが、一体どんな意志を表現しているのでしょうか?

■ねこのゴロゴロは親子のコミュニケーション方法?

生まれたばかりの子ねこは母ねことのコミュニケーションを図ってゴロゴロすると言われています。コミュニケーションの手段と言えますね。親子の絆を結ぶための方法として、子ねこは生まれてから数日でこの行動を始めるそうです。母ねこは生まれてすぐの子供に積極的なコミュニケーションを図ろうとします。そして子ねこは喉をゴロゴロ鳴らすことでお母さんに応えます。

こうやって生まれてすぐに親子の絆は生まれるようです。また、成長しても喉を鳴らすことはやめませんので、子ねこのころの名残が残っている可能性もあるそうです。

■ねこは満足していると喉を鳴らす

ペットを飼っている人なら誰でも経験してると思いますが、幸せそうに寝ているときや抱っこしている時にねこはよく喉を鳴らします。 ちなみにねこのゴロゴロ音ですが、周波数としては25~150㎐の一定したものですので人間の耳にも十分に聞こえる範囲ですし、また抱っこしていればその振動を感じることも可能です。

そしてねこのゴロゴロは、
「もっと触ってほしい」
そんな気持ちを表現してることが多いとドクターも語っています。例えば、食事をしている時や飲み物を飲んでいる時も、ねこは喉を鳴らしたりします。満足感や幸せな気持ちを表現しているのではないかと獣医師も語っています。

■実はストレスを感じていることもある

これは意外な考え方ですね。一般的にはハッピーな気持ちを表現するためにゴロゴロすることが多いねこですが、実は不安やストレスを感じている時にも同じ行動をすると言われています。例えば、ペット動物病院などに連れて行くと、当然ながら不安な気持ちになります。そんな不安な時に自分を落ち着かせるために喉を鳴らすのでは、と獣医師は語っています。

同じ喉の音でも、ねこが不安に感じている時の音は、普段よりもやや高い音のゴロゴロになるそうです。Sellers医師の分析によると、満足している時に喉を鳴らすのは無意識で、不安を感じたときには「意図的に」喉を鳴らします。

■痛みを和らげるために喉を鳴らす

怪我をした時などにゴロゴロと言うねこも少なくありません。喉のゴロゴロ音が生み出す低周波の振動は身体的な治療を促す効果があると、専門の研究者は発表しています。人間世界にも存在する低周波による治療法ですが、筋力アップなどにつながることから、ねこにも実際に痛みを和らげたりする効果があるのかもしれません。

また、それ以外にも他のねことのコミュニケーションに使ったり、あるいは飼い主に対して何かを要求したい時にゴロゴロしてくる可能性もあります。専門の研究者によると「お腹が空いた」など特定の意思を伝えたい場合は、やや高めのゴロゴロ音になると言われています。

こうやってみると、ねこは喉をゴロゴロ鳴らすことでしか意思表示できないペットであることがよくわかりますね。目的が何であれ、ねこのこの行動は私たち人間にも感じ取ることができます。

それ以外にもねこが出しているサインがあるかもしれません。飼い主の責任としてねこのゴロゴロには注意してペットとのコミュニケーションを図るのが良いかもしれませんね。
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