もうすぐ4月ですが、アメリカのスポーツの中でも個人的には一番好きなMLBの開幕まであと少しと迫ってきました。そしてアメリカといえば、フットボールも人気のあるスポーツです。NFLファンのアメリカのセレブも少なくありません。

つい先日のニュースで伝説的なクォーターバックと呼ばれるトム・ブレイディ選手の健康管理が話題になっています。44歳になっても現役を続けるスターですが、彼の日常的なルーティンから「ヘルシー生活とアンチエイジング」を学ぼうとする富裕層も少なくありません。とにかく睡眠が一番大切と言うトム・ブレイディ選手ですが、プロアスリートの中でも特に厳格な健康管理を行っていることで有名です。具体的に見ていきましょう。

■トム・ブレイディは1日9時間の睡眠を確保している

トム・ブレイディ選手の生活リズムの中心にあるのが「睡眠」です。毎朝5時半に起きると言いますから、自身の肉体管理には徹底的ですね。この時間に起きるのはきちんと必要な朝食をとり、朝に行うエクササイズの時間を確保するためです。そして彼の日課はこれらのルーティンを終えた後になります。トム自身、数年前に出版した著書でその詳細を語っていますが、毎日9時間の睡眠をとることが目標だと言います。

そして、そのために夜の8時過ぎにはベッドに入ることを日課としています。これによって十分な休養は取れる上に、毎朝決まった時間に目覚めることを日常化することが可能になりますね。

■1日約9L以上の水分補給を欠かさない

アメリカには全米アカデミーズという機関が存在します。この学術機関の発表によると1日に摂取すべき水分は、
・成人男性の場合は約3.7L
・成人女性の場合は約2.7L
とされています。

もちろんこれはあくまで基準値であって、人それぞれの身体活動の量やタンパク質の摂取量のレベルによって、より多くの水分を必要とします。特に、ブレイディ選手のように高タンパクの食事を摂取する場合、脱水症状を防ぐためにもこれだけ大量の水分が必要になるようです。水分補給というのはシンプルではありますが健康にとって欠かせないものですね。

■スムージーにも一工夫を

アメリカのヘルシー文化に根付いているのが朝のスムージーかもしれません。トム・ブレイディ選手もお気に入りのスムージーのレシピを公開しています。朝のエクササイズ前に36gのタンパクを含むスムージーを飲んでいるようです。彼のレシピによると生のくるみやアーモンドバター、そしてホエイプロテインが含まれているスムージーがお気に入りのようですね。

■ヴィーガン並みに厳しい食事管理

ここ何年も続くヘルシー志向ブームもあり、アメリカの富裕層の間でも食事管理に関する話題は常に語られています。トム・ブレイディ選手の場合、アスリートですので炎症を引き起こすことで知られる食物は避けています。

具体的に彼が絶対に口にしないのは
・加工肉
・乳製品
・グルテン
・カフェイン
などです。

また、ナス科のあらゆる植物を食べないのも特徴です。ナス科には、例えばトマトやナス、じゃがいもなどの植物があります。これらは、体に悪い影響を与える可能性があると言われているアルカロイドを含んでいるからです。彼は完全なヴィーガンではありませんが、基本となる食事のほとんどが植物由来の食品、そして一部低脂肪のオーガニック動物性タンパクを摂取できる魚や鶏肉などです。

アンチエイジング目的で食事管理や制限をするセレブ層は少なくありませんが、一番難しいのは自らに課した食事に関するルールをどこまで徹底できるかでしょう。

今回紹介したトム・ブレイディレベルのストイックな日常を過ごすことは難しいでしょう。家族と過ごす休暇などでは、場合によっては特別な食事の機会を失ってしまうかもしれませんからね。それでも彼のルーティンを知ることはとにかくヘルシーな毎日を送りたい富裕層にとって、刺激になる情報なのかもしれません。