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会社経営の難しいところとは

ROSSO 2021.10.29

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誰しも、「自分の好きなことをして生計を立てたい」「起業して成功したい」と一度は願ったことがあるのではなかろうか?しかし、その夢の追求や行動力の妨げになるのが経営の難しさである。今回は、私が感じる経営の難しさ、組織の作り方をお伝えしたい。

まず、持続的に会社を経営するためには、何よりベースとなる売上や利益がなくてはならない。

経営の指南書やネットを散見すると「明確なビジョンや理念」や「ビジネスモデルの先見性」、「適応能力」などと書かれているが、それを明確に定めてから行動したのでは、他者に先を越されてアイデアが凡庸になりかねない。私の経験上、会社を長期的に経営することができないか、思ったような売上や規模を獲得することは難しいのではないかと思う。ある一定の計画性や用意は必須だが、頭で考えるよりまず行動を実践してもらいたい。



その上で、経営の難しさがある。会社のステージにもよるが、会社を立ち上げた当初はまだ序の口である。なぜなら、誰かをマネジメントする必要もなければ、自分が信じたビジネスモデルをただ遂行するだけだからである。プライベートでも、心配すべきは自分の生活のことだけだ。そうなれば、自分が思うように24時間を過ごせば良い。

ただ、それ以降は困難を極める。たとえば、一定の売上や利益が確保できると、その次のステップとして会社の規模を拡大するか、会社としての地盤を構築するかで悩む。この辺りから経営者としての手腕が発揮され、むしろこの辺りで躓く経営者が多いのではなかろうか。

経営には決められた基準も方法もないため、経営者が会社を運営する上での悩みは尽きない。それに、このステージまで来ると、リスクを取ってでも会社をさらに上へと押し上げたいという気持ちや、保身に走りたいという気持ちも出てくる。そうなれば、時代の変化に適応できる自己変革能力や組織の自走能力も求められる。



経営には正解がない。要は、結果を出したら成功したらそれが正解になるわけだが、その答えはいつ出るか誰にもわからないというのが私の持論である。ただ一ついえるのは、自分が望んだ経営や会社の在り方、ライフスタイルが形成できていればそれは正解だと思っている。そのため、すでに経営されている方は、今の自分の価値観を信じてそのまま突っ走ってもらいたい。
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