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私の仕事のルーティン

ROSSO 2021.08.17

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今回は、私の仕事のルーティンについてお話ししたい。



現在、私は飲食や美容・不動産など、株式会社や財団法人合わせて9社を経営している。したがって、一つの会社に注力することはできず、毎日時間を設けてそれぞれの組織を適切に管理・運営していかないと、到底仕事が終わらない(もちろん、今ではいくつかの会社は社員に経営や運営を任せている)。



そこで私が行っているルーティンが、お金の流れを自社で導入しているシステムを用いて可視化して、項目ごとにすべて管理することである。月に一度、全社で行っている。

これはどういうことか説明したい。毎月、企業毎に、得られる収入や出ていく支出を、家賃収入、配当金など、名目ごとに分類する(経費であれば、人件費、接待費、返済金など)。その分類した収支を可視化し、データをすべて把握できるようにしている。



文にしてしまうと「何のことだかさっぱりわからない」という方も多いかもしれないが、端的にお伝えすると、企業が保有する銀行の通帳全てを毎月記帳し、その項目をペンで色分けしてグラフを作るようなものである。

正直なところ、他社の経営者を見ていると、この業務に時間を割いていないせいで、急に現金がなくなってしまったり、不要な支出であふれていたり、貸借対照表や損益計算書を作るまでもなく将来の姿が目に見えてわかる。



一方で、成功している経営者はこの数字が数円単位で細かく管理できている。そのため、無駄な出費がないだけでなく、今回長期化する新型コロナウイルスの感染拡大のような閉塞感が蔓延する中でも積極的な投資ができる。つまり、「勝つ人間は当たり前にして勝ち続け、負ける人間は気づかぬうちに当然の如く負ける」ということなのだ。



私は、当分新型コロナウイルスの感染拡大が収束に向かうことはないと考えている。しかし、その間にも富める者には富が集中し、貧しい者にはより深刻なダメージが与えられる貧富の差が一層拡大するであろう。

この見立てが外れることを願って、今日も頑張っていきたい。
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