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パリジェンヌと私

NOVA ERA 2021.07.26

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パリに一年ほど滞在したことがあります。外国人向けの料理学校に通っていました。日本にも日本校ができましたが、私はパリ本校で学びたかったのです。

それには、一つの小さな体験があります。
私がロスにいた時、ある晴れた日にコーラを飲みました。それは、世界的に大展開しているコーラで、世界中どこでも飲めるものです。
では、世界中、コーラはどこで飲んでも同じ味なのかでしょうか?答えは勿論、NOです。
ロスの晴れた日の乾いた空気の元で飲むコーラは日本のコーラより、100倍美味しかったのです。

また、ヨーロッパのアニスの赤、オリーブの緑は、日本の自然にない色です。
そのこと自体は、インターネットや出版物で知ることができます。
しかし、いつも接していない物を自然に使えることはなかなかできないことです。

一時期、アパルトマンでご一緒していたフランス外務省の外交官のお嬢さんが、ある時、リビングルームの小テーブルに、オリーブ色のチェックのテーブルクロスを敷き、アニスのキャンディーをカゴに入れて置きました。
私は、パリにきて良かったとしみじみ思いました。
なので、発祥の地で学ぶことは、本当に意義深いと思います。
海外にせっかくいるのだから、住むところも、日本人とルームシェアは避けました。運が良かったのか、生粋のパリジェンヌのマダムやフランス外務省の外交官のお嬢さんのアパルトマンの空いているお部屋が見つかりました。
パリに住んでいるという実感がありました。

これから、滞在したい都市がいくつかあります。
また、冒険の旅に出かけたいものです。
海外にいると、予定調和の世界ではないことが沢山あります。それがまた、個人旅行の醍醐味でもあり、自己成長の糧でもあります。
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