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世界のお金持ちが宇宙を狙っていることに感じること

ROSSO 2021.06.30

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近年、アメリカや中国、ロシアなどの大国を含む世界各国が躍起になり、宇宙ビジネスを加速させている。
これは、宇宙に計り知れないニーズやマーケットがある裏付けでもあるが、何より人類の悲願でもある。

多くの人は、これまで宇宙や火星などを見ようとすると、NASAやJAXAなどの国立機関からの映像や、SF映画を鑑賞することで宇宙への想いを馳せるしかなかった。
しかし、近年欧米の富裕層が相次いで設立した民間企業によって、宇宙旅行や探索へのハードルが下がり、近い将来誰でも宇宙旅行することができるかもしれなくなっている。その先陣を切って、今まさに世界のお金持ちたちが宇宙へ行こうとしている。



この話は、私にとっては羨ましい限りである。現に、私も学生時代SF映画や海外ドラマに触発されて、海外留学したり、専門分野の学問を専攻したりしていた。
その際は、「宇宙に行くなら国際機関に属する」しか方法がなく、専門性だけでなく基礎的学力で劣る自分には到底できることでないと判断し、泣く泣く諦めた。

しかし今では、コスト面や安全性に不安があるものの、お金さえ支払えば地球や月、火星などを肉眼で拝めるようになりつつある。仮に1回あたり数千万円支払って地球を眼下におさめられるのであれば、私は喜んでこの対価を支払いたいと思う一人である。それほどまでに宇宙に憧れ、人間が想像する範疇を超えたあの空間に放り出されたいと思っている。

さらに、このまま技術革新が進めば、私たちが生きている間で火星探索や住むことだって大いに可能となるだろう。他の惑星に足を踏み入れるきっかけが、あればぜひ一度は経験してみたい。

その先陣を切って、今まさに世界の富裕層たちが我先にと日進月歩邁進しているのだと考えると感無量であり、その場面に出会えていることが私にとっては嬉しい限りだ。



また、少し偏った考えかもしれないが、宇宙などの国境や国際的枠組みなどの法整備が整っていないこの空間は、各国の覇権争いの中心であり、最後のフロンティアはここではないかとも思っている。

現在、地球上には国境が存在し、その国には必ずその国が定めた法律や制度が存在している。
そのため、どんなグローバル企業でも、その国でビジネスを始めようと思えば、その国の制度や法律に従わなければならないのが原則である。

しかし、宇宙空間は基本的な枠組みは国際的にある程度決まっているものの、それは大枠でかしない。
また、現時点で後塵を拝する立場であっても、技術力や資金力さえあれば、いくらでも新たなマーケットに参入することができる。

そうなれば、主導権争いとして多くの国や企業が参入することは必然だし、次世代のプラットフォームになり得る宇宙を取ることは、世界を制することにも通ずる可能性も秘めている。したがって、元々ビジネスに対する嗅覚が鋭い富裕層は宇宙を新たな商機と捉え、今まさに熱戦を繰り広げているのではなかろうか。



今後、政治やビジネス、マーケットなどの主戦場になると考えられる宇宙空間。そして、この数年で民間人から宇宙に行く人も増えていくだろう。私にとっても人事ではなく、その富裕層たちに追いつく覚悟で仕事に邁進して、いつかは自分の目で地球を見てみたいものである。

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