Blog
Blog

日本の不思議

ANNE 2021.03.30

Pocket

日本ではごく当たり前のことだが、海外では驚かれるような文化や習慣が沢山あり、その一部を比較しながら紹介させていただきたい。

ペーパーレス時代に逆行する公立学校の配布資料の多さ



先生からの連絡は基本メールや専用アプリで、保護者への連絡も専用アプリ。学校の保護者はFacebookでつながっていて、様々な情報を共有することができる。これはアメリカの公立学校の一般的な姿だが、日本に来たら驚くばかりだろう。山のようにプリントが配られ、先生との連絡は紙ベース。最近やっとタブレットが使われるようになったが、紙がなくなるのはいつの日だろうか。

学校は生徒たちが掃除、給食も子供達が配膳



これは日本の美徳として賞賛されることが多い。海外では掃除は専門の方が行うところが多いのに対し、日本は自分たちが使う場所は自分たちで綺麗にするということが小さい頃から習慣付けられている。クリーンな日本という評価は学童期からの習慣に起因するのかもしれない。また、同様に自分たちで配膳するという習慣も驚かれることが多い。低学年から過不足なくものを配る練習をしているおかげで、緻密性、正確性が培われたのかもしれない。

未だに使われているFAX



たまに広告がFAXで送られてくることがある。少し前もFAXで送りましょうかと言われ、返答に困った記憶がある。海外ではまず見かけない。例えるとしたら白黒テレビくらい昔のものだろう。

ウォシュレット天国と音姫



海外ではウォシュレットがついているトイレはあまり見かけないが、日本では基本的にどこでもウォシュレットである。もう今更暖房便座がないトイレはびっくりして飛び上がってしまうのではないかというくらい浸透しているのだが、海外にいくと基本一度は冷たい便座に驚く。しかしなぜ日本はここまでウォシュレットを進化させたのだろうか。もしかすると、日本の家の狭さが一因なのではないかと思うことがある。トイレは個室で、束の間の一人空間を快適に過ごしたいから進化し続けたのかもしれない。そして音姫。これは海外ではほとんど見かけない装置だ。最近では人感センサーで近づくと歌が流れるタイプもある。こちらもじわりと進化を続けているようだ。

雛人形



年に一度飾られる雛人形。何段も飾ると実に壮観、その値段も立派である。外国人からすると、なぜ人形にそれだけのお金をかけるのかやや首を傾げる方もいるが、立派な文化である。子供の健やかな成長を願って飾るものだと説明すると、一同に納得してくれる。最近海外の一部で人気が出始めているようだが、もっぱら骨董品として売られているらしい。

日本の旅館



外国人からすると、初めての場合、食事の時間、お風呂の時間まで決められてしまうことに戸惑うようだ。確かにお金を払って制約を受けるというのは一見自己矛盾を起こしているようだが、異国のカルチャーを経験するというエンターテイメントとして捉えれば十分楽しめるかもしれない。お金を払って叩いてもらう座禅に少し似ているような気がしなくもない。

Pocket