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海外の子供を救う!日本で寄付・募金を行える社会団体は?

焔(Homura) 2021.02.15

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日本ではなかなか根付かない「寄付」という行為ですが、例えばアメリカでは資産家や著名人、スポーツ選手などが率先して活動を行っています。

またそれがステイタスシンボルと考えらるのがアメリカ文化の特徴だと思います。

私自身も自分で行える活動の一つとして、匿名ではありますが医療関係の機関に寄付をさせてもらっています。

そう言えばMLB(メジャーリーグ)で活躍するカブスのダルビッシュ選手が昨年、自身のYouTubeチャンネルの収益から約470万円を国立がん研究センターと母子家庭を支援するNPO法人に寄付されました。

アメリカでも大きく取り上げられたニュースです。

コロナ禍の今こそ、よりグローバルな視点での行動が求められるのでは、と考えております。そこで今回は世界の子供たちに手を差し伸べる寄付や募金についてお話ししたいと思います。

日本ユニセフ協会

海外の子供に寄付や募金をする手段として、恐らく「ユニセフ(UNICEF)」は世界で最も有名な組織でしょう。ユニセフは国連の補助機関であり、1946年に設立されました。その後1955年に、ユニセフの協力機関として設立されたのが「日本ユニセフ協会」。つまりこれらの組織は別物です。

しかし日本ユニセフ協会の活動内容は、ユニセフの補助となる広告や募金活動であり、「世界中の子供の命と健康を守る」という理念はユニセフと変わりません。現在日本はもちろん、先進国を中心に34の国と地域に拠点があります。

ユニセフ関連組織としては日本の民間向けで唯一であり、誰でも気軽に寄付できるようにさまざまな募金方法が用意されています。

例として、毎月一定額を銀行・郵便口座・クレジットカードから募金できるプログラム。インターネットから随時募金できるプログラム。海外旅行で使った外貨をコインや紙幣のまま募金できるプログラムなど。崇高な理念はもちろんのこと、自分に合った方法で募金できるのも実際的な魅力の1つです。

フリー・ザ・チルドレンジャパン

フリー・ザ・チルドレンジャパンは1995年カナダにて、当時12歳だったクレイグ・キールバーガーという少年によって設立された国際協力団体。貧困で学校に行けない子供の姿を見たことがきっかけで設立されたらしく、活動内容は教育面が主です。

子供が設立した組織ということで当初はあまり評価されていなかったようですが、その後発展途上国に1,000校以上の学校を建設し、約20万人が教育を受けられる環境を作り上げるという実績を成し遂げました。現在は日本にも支部が設立されています。

日本から援助する場合、募金はもちろんのこと、文房具や古本などの身近にある物資を寄付するプログラムも組まれています。

日本救援衣料センター

日本救援衣料センターはその名前のとおり世界中の難民・避難民・被災者を対象とした衣料品の援助を行なっている組織であり、1982年に設立されました。

寄付金の他にも、着なくなった衣類を郵送したり、全国で行なわれている衣料品収集会に持ち込んだりして物資を直接寄付することもできます。

ユナイテッド・アース

ユナイテッド・アースは、2006年に設立された団体です。活動内容は社会貢献・環境保護を主題に幅広く行なっており、例えば再生可能エネルギーの普及推進、災害が発生した地域への復興支援などがあります。

公式ホームページではクラウドファンディング形式のページがあり、それぞれのプロジェクトから選んで寄付することができます。

かものはしプロジェクト

かものはしプロジェクトは日本発祥の組織であり、人身売買の被害に遭った子供たちを助けることを目的としています。
2002年にカンボジアで初の活動を行ない、売春宿に売られてしまった子供を多数助けました。具体的には、人身売買がビジネスとして成り立たなくさせる社会の仕組みづくり、被害者の心を回復させるための支援、被害者が裁判を起こすための支援などが行なわれています。

募金は毎月の定額寄付がメインで、公式ホームページで申し込めます。

テラ・ルネッサンス

テラ・ルネッサンスは紛争に巻き込まれてしまった子供たちを助けることを目的とした、日本発祥の組織です。

カンボジアやラオス、コンゴなど紛争の多い地域を中心に、元子供兵を対象とした社会復帰支援、地雷撤去活動支援、平和教育や武器輸出に関わる政策提言などが行なわれています。

他の支援組織と同じく、援助は毎月の定額寄付を「ファンクラブ」という形で行えます。


寄付や募金を行うという行為、実名がいいのかそれとも匿名にすべきか、初めての寄付にはとまどいも多いかと思います。

どんな形でもまず「行動してみる」ことが大切なのではないでしょうか?
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