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世界の富裕層に人気の「欧州留学」!最高峰の教育機関で学べることとは

焔(Homura) 2021.02.09

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筆者自身、学生時代はヨーロッパを旅し、父親の会社を継ぐために海外法人の支店長として11年以上アメリカとメキシコで暮らしていました。

また私の子供もアメリカで育っていますが、個人的にはスイスの教育機関で学ばせたい、という想いから敢えて寄宿制の厳しいスイスの学校に留学させることを決断しました。

海外生活を通じて、そしてその国の文化を肌で感じることで子供はグローバルな視点を持つことができるようになるものです。

日本でも「留学」を希望する学生は年々増加傾向にありますが、アメリカやオーストラリアを目的地とするケースがほとんどです。

実は海外のセレブに人気があるのはヨーロッパ(特にスイス)の名門学院です。各国のセレブの子供たちと寄宿生活を送ることで、豊かな感受性やコミュニケーション能力を育成することができます。

留学の真の目的は言語を学ぶことではありません。スイスなどは公用語が四つある国ですので「会話のツール」としての言語は自然に学べる環境があります。

また生活環境や安全面という面からも、アメリカよりヨーロッパの名門校が全てにおいて優れていると思います。
あまり注目されることのない欧州各国ですが、実は世界最高峰の教育を受けられる学校が揃っています。詳しくご説明していきましょう。

子供を欧州留学に行かせるメリット

まずは欧州留学がアメリカなどの有名どころと比較してどのような点が魅力的なのか見てみましょう。

・学費と教育レベルのトレードオフが可能
欧州には世界的に有名な学校も多く存在し、高い学費と引き換えに最高峰の教育を受けることが可能です。一方で学費が安い学校も少なくなく、国や学校によっては学費無料・補助金などの制度も豊富です。
(特に北欧は学費が安い傾向にあります)

・日本人が少ない
「せっかく留学したのに周りが日本人ばかり」――そうなってはせっかくの海外留学の意味が薄れてしまいますね。欧州ではワーキングホリデーの人数制限が設けられており、その関係で日本人の割合が少ないという特徴があります。

周囲に日本人が少ないのは子供にとって不安ですが、一方でより刺激的な環境になるというメリットもあります。子供の語学力を伸ばしたいという方には良いでしょう。

・欧州各国への旅行が容易
留学する以上は学校にこもって勉強するだけでなく、その土地のさまざまな場所に旅行して教養を深めることも大切です。

欧州各国は「シェンゲン協定」に加盟しており、加盟国間であればビザやパスポートの提出がなく中期の滞在(最大90日間)が可能です。
また欧州自体が非常にコンパクトな土地ですから、LCCで1万円ほど出すだけでさまざまな国に行くことができます。文化の多様性を学ぶという意味でも有用でしょう。
(アメリカでは同時間・同料金でも国内かカナダの端ぐらいにしか行けません)

欧州留学における世界最高レベルを誇る学校の代表例

・ル・ロゼ学院
ル・ロゼ学院は1880年に設立された、スイス最古の寄宿学校の1つ。寄宿学校とは現地において「ボーディングスクール」と呼ばれ、日本の小中高校にあたります。

生徒数が400人に対して教師数はなんと100人、授業は生徒5~6人に対して教師1人が付く少人数の集中教育です。また生徒は世界60カ国から集まり、国際的な環境を維持するために、一国籍の生徒数は最大10%までという上限があります。

授業以外にもパーティやスキー大会などのさまざまなイベントがあり、学業だけでなく、社交術を身に付けることができる教育機関と言えるでしょう。

学費は非常に高額で、世界で最も高額な教育機関の1つとも言われる程。加えて授業料以外にも寄宿代や食費、海外就学旅行費やパーティ参加のための費用などがかかります。それ故、世界中の王侯貴族や名家、セレブリティの子弟・子女が数多く通います。

・ヴィラ・ピエールフー
ヴィラ・ピエールフーは1952年に設立された、女性教育のためにフィニッシングスクールで、ダイアナ妃が婚前に学ばれた学校として知られています。

フィニッシングスクールとは欧州においては伝統的な教育プログラムで、マナーや社交の基本を学び、女性としての品格や他者への思いやりを身に付けることを主としています。その授業内容の例として、欧州式テーブル・マナー、食卓の席次と会話、欧州スタイルの正餐の実践トレーニング、インターカルチュラル・コミュニケーションなど。

このような学校は過去にたくさんありましたが、時代の流れに従って廃れていき、今でも高いレベルで残っているのはヴィラ・ピエールフーだけです。

・ローザンヌ・ホテル学校
ローザンヌ・ホテル学校は1893年に設立された、世界で初めてのホテルマネジメント学校です。

ホテルマネジメントとは言いますが、必ずしも生徒全員がホテルマンになるわけではありません。世界最高峰の「ホスピタリティ」を学べることから、飲食や旅行などのサービス産業でも役立つ能力を養うことができます。

英語・フランス語の2学部があり、総勢で約2000人の学生がいます。日本における専門大学と同じ区分で、卒業すると学士号が得られます。学費は1年で約1000万円と非常に高額で、さらに全寮制のため別途予算が必要となります。

まとめ

ここまで欧州留学の魅力についてお話してきました。アメリカやオーストラリアなどと比較するとあまり話題に上がらない欧州各国ですが、非常に高いレベルの教育を受けられます。

「子供に世界最高法の教育を受けさせたい!」
とお考えの方は、是非ヨーロッパの教育機関を選んで欲しいと思います。

一番感受性の高い時期に世界のセレブの子供たちと過ごすことで得られるものは大きく、国際社会にも躊躇なく溶け込める人格が間違いなく形成されることでしょう。
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