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富裕層の多くが行っているアパート経営の実態について紹介します

渡辺 智 2020.11.26

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富裕層の多くは資産運用の一環としてアパート経営を行っている。この記事を読んでいるかたの中にもアパート経営を行っている方は多いだろう。

特に地権者は多くの土地を持っており固定資産税などの税金の支払いは莫大な金額に及ぶ。この固定資産税などの税金を補うために土地の有効活用は非常に重要なテーマだと思う。
駐車場経営に比べはるかに収入をも見込めるアパート経営に多くの富裕層が向かうのは当然だろう。

そこで今回は、富裕層が行っているアパート経営の実態について説明をする。

富裕層が行うアパート経営の実態① ~資金があってもアパートローンを利用している

富裕層の多くは手元に資金があってもアパート経営を行うためにアパートローンと呼ばれるアパート経営専門のローンを利用している。

なぜ手元資金があるのにアパートローンを利用するかというとローンを利用すると資金効率が良くなるのと相続税対策になるからだ。
ローンを利用すると当然ながら資金を自分の手元に残すことができる。この資金を別の資産運用に充てることができるので資金効率が非常に良くなるのだ。

またローンは相続税対策にもなる。なぜならローンの残高は全て資産から控除することができるからだ。

例えば1億円の資産があり、ローンが8000万円あるとすると相続税は2000万円に対してかかることになる。
相続税を圧縮することができるメリットは富裕層にとって非常に大きいだろう。

富裕層が行うアパート経営の実態② ~アパートローンの金利にはとことん拘る

富裕層はアパートローンを利用する際とことん金利にこだわる傾向がある。それはそうだろう。アパートローンは何億円にも及ぶローンになるからだ。

少しのローンの金利の差でも最終的な返済額には大きな違いが出る。そこで多くの富裕層はたくさんの銀行や信用金庫に見積もりを出す。
返済能力が極めて高い富裕層には多くの銀行や信用金庫はローンを貸したいので当然激しい金利競争が起きることになる。
もちろん金利以外にも担当者のサポート等でアパートローンを選ぶ富裕層もいるが結局は金利の違いが最大のポイントになるこが多い。
銀行によってアパートローンの金利は大きく違いが出ることもあるので多くの富裕層はたくさんの金融機関と関係を持っているのだ。

富裕層が行うアパート経営の実態③ ~より節税効果を見込めるタワーマンションを買う

富裕層はアパート経営を行う際、より節税効果を見込めるタワーマンションを買う傾向にある。

タワーマンションは皆さんご存知の通り高層階であればあるほど価格が高くなる。しかし相続税評価額は、低層階でも高層階でもほとんど変わらないのだ。
実勢価格と大きく乖離があるため富裕層の多くはタワーマンションの高層階を買い相続税対策を行う。

今後タワーマンション節税にはメスが入る可能性があるが現状は有効な相続税対策といえるだろう。

富裕層が行うアパート経営の実態④ ~企業の寮を建てる

富裕層の多くは社会貢献したい気持ちを持っている方が多い。またアパート経営の状況は年々厳しくなっていることも富裕層はよく知っている。

特に地方の場合アパート経営は非常に厳しい。多くの富裕層は、安定的に収入が入る建物を建てたいと思っているのだ。
アパート経営は、不労所得の代表的なものであると考えている方も多いだろう。
しかし、入居者がいなければ大きな不良債権になってしまう可能性もある。何も考えずにアパート経営を行ってしまうと莫大な負債の部が残ってしまう可能性があるのだ。

そこで富裕層の多くが注目しているのが企業の社員寮としてのアパート経営だ。
特に大企業の社員業の場合非常に安定的な収益を見込むことができる。また社員寮なので社会貢献にもつながるのだ。

このような理由で一般のアパート経営よりもこうした安定的な収益を見込める社員寮としてのアパート経営を行っている富裕層が多いのは注目すべきことだろう。
また大企業の社員寮の場合管理はすべて企業が行ってくれる。土地を持っている富裕層は建物を建て貸し出すだけなのでその後の管理をしなくても安定的な収益が入ってくることも大きな魅力だろう。

まとめ

今回は、富裕層が行っているアパート経営の実態について説明をした。
富裕層の多くは資産運用の一環としてアパート経営を行っている。もちろん収入を得るためと言うこともあるが相続税対策など様々な目的でアパート経営を行っているのだ。
不労所得を得ることができるアパート経営は多くの方の憧れだろう。しかしやり方を間違えると大きな負債を負ってしまうことになる。

ぜひ今回の富裕層のアパート経営の実態についてを参考にしていただき正しいアパート経営を行っていただければ幸いだ。
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