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私の人生観と生き方を変えたサーフィンは単なるスポーツではない

 2021.02.28

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サーフィンと聞いて皆さんはどんなイメージを持ちますか?
もしサーフィンを”単なるスポーツ”と思っていたら、とても勿体ないと私は思います。なぜなら、サーフィンは人の人生観や生き方を大きく変える力を持っているからです。

サーファーではない人にこれをどれだけ力説してもなかなか伝わらないかもしれないですが、それでも私のサーフィンに対する想いを共有させていただきたいと思います。
なぜサーフィンは多くの人を魅了し、その人の人生観や生き方まで変えてしまうのか。
私なりの想いと考えを伝えることで、とりあえずサーフィンをやってみようかなと考える人が増えてくれたら本望です。単なるスポーツではなく、ライフスタイルの一部であり文化でもあるサーフィンの魅力を知ってください。

サーフィンが私の人生観と生き方を変えた話



私のサーフィンとの最初の出会いは、18歳(大学1年生)の時でした。
叔父がサーファーだったため、叔父に連れられ何も分からずとりあえず三重県の国府ノ浜というメジャーなサーフポイントに向かいました。私は比較的運動神経が良いほうで、たいていのスポーツはそれなりにサッとこなせるタイプでした。

叔父のサーフボード(ロングボード)を借り、「まぁ、すぐ立てるだろう」程度に考えていたのですが、見事に大苦戦。私のサーフィンデビュー日は1,2回サーフボードに立っただけで終わりました。
これまでたいていのスポーツはできるタイプだったので、サーフィンが上手くできなかったことがとても悔しく、ショックでした。
しかしそれ以上に、その日サーフボードに立てた1,2回の快感が頭から離れず、なんて楽しいスポーツなんだと感動する気持ちの方が圧倒的に勝っていました。

これ以来私はサーフィンに無我夢中になってしまい、当時は大阪に住んでいたので一人で何度も和歌山県や三重県の海に通うようになりました。海に通っているうちに、サーフィンをしている時が人生で一番楽しいと感じるようになり、時間とお金さえあればまず海に向かう習慣ができました。

周りからも、私は完全に”サーファー”であるという認識をされ、自分のアイデンティテーもこの頃から確立されていきました。その後大学を卒業し5年間は大阪の企業に勤めていましたが、その後の転職で千葉県に転勤となりました。

ここから私のサーフィン熱はさらに増していきます。
千葉県は日本でもトップレベルのサーフィン大国でサーファー人口も多いですし、何より他の場所や地域に比べて波が良く、ほぼ毎日サーフィンができます。東京オリンピックではサーフィンが初めてオリンピック競技と認められましたが、その競技会場も千葉県の一宮町という海沿いの小さな町です。

私はこの一宮町に移住し、仕事をするようになりました。波が良ければ仕事前には必ずサーフィンをしてから出勤をするようになり、人生でこれまでにない充実感を感じるようになりました。

そして1年間この一宮町でサーフィンをしながら暮らし、ついには千葉県九十九里浜の北部にある海沿いのマンションを購入までしてしまいました。部屋からは常に海を眺められ、波のコンディションを確認できます。

サーフィンをしていなければ周りに何もないこんな過疎地域にマンションを買うなんて絶対にしていませんが、サーフィンが好きすぎるために購入してしまいました。それに伴い、いつでもどこでもサーフィンと仕事ができるようにと独立を決意し、現在はフリーランスとして働いています。

ここまで長々と私のサーフィンとの出会いから現在までを簡単に紹介しましたが、サーフィンを中心に人生が進んでいることがわかるかと思います。将来は千葉県のこのマンションを拠点としつつ、海外のサーフポイントを点々としながらもっとサーフィンを楽しみ、極めていくという目標も掲げています。

私はビジネスも好きで挑戦してみたいこともたくさんあるのですが、それよりもサーフィンができる環境で過ごせるかの方が私にとっては何よりも重要なのです。私の人生観と生き方を大きく変えたサーフィンですが、なぜサーフィンは人をこんなにも変えてしまうのか、私なりの考えがあります。

なぜサーフィンに人はこんなにものめり込んでしまうのか



人の人生観や生き方まで変えてしまうサーフィン。
私もそのうちの一人ですが、私の周りにも同じように住む場所や仕事まで変え、サーフィンにのめり込む人は多いです。
なぜサーフィンはそんなにも人を変えてしまうほどの力を持っているのか。
あくまで私の見解ですが、理由はいくつかありますのでそれぞれ説明していきます。

 

同じ波やコンディションは二度とない、100%自然相手という難しさ

サーフィンは海という自然がフィールドです。
同様にスキー・スノーボードや登山は、山という自然がフィールドです。

しかし、スキーやスノーボードではスキー場が整備され、登山であれば登山道が整備され、基本的に人の手によって作られた環境下で楽しむものです。

しかし、サーフィンは異なります。人の手によって整備されたサーフィン用の海などはなく海そのまま、自然そのままの状態がフィールドとなります。

そのため同じ波や同じ海のコンディションなどなく、毎日毎分毎秒、環境は異なります。
つまりサーフィンのやり方、サーフボードの扱い方も波一つ一つで異なり、対応力が常に求められます。

サーフィンの上達にはかなりの経験と年数が必要になるのもこれが理由だと私は考えており、だからこそサーフィンは人を飽きさせることなく魅了し続けるのだと思います。

 

必要なものはサーフボードとフィンのみというシンプルさが奥深い

サーフィンで必要な道具は基本的にサーフボードとフィンのみです。それさえあればサーフィンはできてしまいます。

しかしだからこそ、その限られたツールの一つ一つの作りが重要で、両者とも多種多様なものが存在します。サーフボードであれば、板の長さ、幅、厚さ、板の反り具合、板の形状などで乗り味は大きく変わってきます。

フィンであれば、やはりフィンの長さ、幅、形状などで同様に乗り味は大きく変わってきます。板とフィンの組み合わせは無数にあり、波のサイズやコンディション、自分が好む乗り方に合わせて選ばなければなりません。
これがまたサーフィンを難しく奥深いものにさせ、飽きさせることのないものへとしています。

 

サーフィンを充実させることで、それ以外のことへの活力が生まれる

朝のほんの1時間であっても、サーフィンが充実するとその日一日が充実します。良い波に乗れたから今日は良いことがありそうだ。そんな風にサーファーは考え、さらに活力がみなぎるものです。

そして普段からそんな風に考えていると、結果様々なことが充実してきます。実際私もサーフィンが充実してから仕事も充実してきた感覚があり、何かを引き寄せているような気がしています。

人生の充実度や幸福度はその人の考え方次第だと思うのですが、物事をプラスに考える思考を自然とサーフィンは養ってくれているのかもしれません。少し抽象的ですが、要は無心になって何かに没頭できる時間というのは人生を充実させる上で大切であり、サーフィンはそれを可能にしてくれるということです。

サーフィンを通して学べることがある



サーフィンを通して学べることがあります。それは、自分への向き合い方、他人との向き合い方です。サーフィンは自然相手のスポーツですが、基本的にワンマンワンウェーブと言って、一つの波に乗れるのは一人だけという世界共通のルールがあります。

そのため時には他のサーファーと一つの波を取り合うこともあります。そんな時、自分を含め周りのサーファーはどういった対応や姿勢を見せるか。私はサーフィンをしながらそんなところに着目しています。

周りのサーファーに対して高圧的な態度を取り、なんとしても良い波を独占しようとする人もいれば、反対に良い波を譲って周りのサーファーと波を共有している人もいます。

そんな周りのサーファーを見ながら、自分はサーファーとして、そして人としてどうあるべきかを観察し学んでいます。隣にいるサーファーがプロサーファーであったり企業の経営者であったり芸能人であったり、様々な環境を私も経験しましたが、海の上では皆同じ人間です。

誰が偉い、誰が上、誰が下、そんな概念はありません。だからこそ、肩書きや身分に関係なく一人の人間としてどうあるべきかということを海の上では考えるべきだと私は思っています。そしてそれは自分への向き合い方であり、他人への向き合い方です。

そんなことを考え、学ばせてくれるのがサーフィン。
私がサーフィンをやめられない理由は、ここにあるのかもしれません。
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