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「もっとヘルシーに」が今年のテーマ?

NEWS BLOG 2017.01.19

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 今年のお正月は神戸のデパートの初売りに行ってみたのですが、ものすごい人の入りでした。初詣~デパート詣がルーティーン化しているようです。デパートと言えば日本では福袋のことが話題になったりしていましたが、海外のラグジュアリーデパートではちょっと様子が違っているようで、今年はヘルシーライフを発信し、インスパイアしているのが特徴のようですね。Luxury Dailyが伝えています。

 確かに日本の百貨店のホームページを見ると新春セールの情報だとか、まず商品のイメージが出てくるのに対して、たとえば米高級デパート、ノードストロームのHPに掲げられた動画は、ビヨンセが昨年立ち上げたスポーツウェアブランド”Ivy Park”のウェアを着た女性が都会という舞台のなかでエクササイズをしているところから始まります。

 このショートムービーでは都会のなかで着るウェアが次々と登場し、そのあいだ女性はストレッチをしたり、ヨガのポーズをしています。 そしてこんな台詞がはいります。「エネルギーを取り入れるには無限の方法がある。フィットネス。ファッション。そのふたつの中からインスピレーションを見つけよう。アクティブウェアとアスレジャークロージングはノードストロームで。」

 都会というセッティングの中で、アクティブウェアやアスレジャーでさっそうと闊歩する。あるいはジョギングする。そういう光景は神戸から東京に戻り、港区のタワーマンションが並ぶ界隈を散歩していると、そこかしこで見られました。

 外資系金融勤務?それとも起業家?と思しき方たちが、一人で、カップルで、片手にペットボトルをもったり、小さなリュックをしょって歩いたり走ったり。彼ら彼女たちにはジョギング、ウォーキングと日常の買い物やお茶(する)などのアクションが、シームレスにつながってるように見えます。だから「ふだんのカジュアルウェア」とアクティブウェアやアスレジャーの区別がないのです。暮らすようにエクササイズしている人たち。

 そのままカフェやピッツェリアにはいったり、さらにカフェとシームレスにつながった本屋に入って本を立ち読みしていたり。また走り出したり。この傾向が結局「アスレジャー」という昨年のファッショントレンドを生み出したのでしょう。

 ということで今年は「もっとヘルシーに!」がテーマになっているわけですね。



参照サイト:Luxury Daily

photo: Courtesy of Nordstrom

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