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伊勢神宮の早朝参拝

YOU 2019.06.27

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日本随一のパワースポット「伊勢神宮」。もう何回訪れたか数え切れないが、伊勢神宮のあの凛とした空気がとても好きで、数年に一度のペースで訪れている。

名古屋での仕事を終え向かったのは、伊勢神宮のお隣おかげ横丁。まずは、伊勢神宮への参拝前にはいつも必ず訪れている赤福本店へ。
番茶を焙じたお茶とこの赤福が大好きだ。やはり出来立ての赤福は何度食べても美味しい。



この後、伝統的な太鼓の生演奏を聞き、おかげ横丁の食べ歩きを楽しんだ。
そして、その後伊勢神宮への参拝はせず、敢えて今回の宿泊先「いにしへの宿 伊久」へ向かった。なぜ宿泊先にこの宿を選んだかというと、今回の目的でもある「早朝参拝」に大きく関係している。

伊久は伊勢神宮まで徒歩15分という距離にあり、早朝参拝にはうってつけなのだ。駐車場を抜け、宿の右奥を進んで行くと、脇道の階段を降りられるようになっている。そして、その先を進んで行くと先程の赤福本店前へとつながっていくのだ。

朝の散歩にもちょうど良い距離で、伊久に宿泊する人はこの「早朝参拝」を目的としている方も非常に多いのだ。



部屋に通され、早速部屋に付いている露天風呂へ。この温泉は「長寿の湯」と呼ばれており、新美里温泉から運ばれる天然温泉なのだそう。こちらで一休みした。

ちなみに夜の湯浴みには4つの貸切露天風呂がある。その中でも私のお気に入りがこちらの露天風呂だ。
ここでもゆったり寛いだ。





夜は宿ではとらず、お気に入りのすき焼きのお店へ。美味しい地酒と最高級の牛肉に大満足!とろけるほど美味い!!



そして、いよいよ今回の目的でもある早朝参拝へ。
参拝の前に、宿からは朝早く伊勢神宮へ向かう方全員に「かたぱん」と呼ばれる軽食が配られる。この「かたぱん」とはおめでたい日に食べられてきた伊勢では馴染み深いパンとして有名で、その名の通り少し硬めでシンプルな味わいだ。

手のひらサイズのパンの中央には「唐草模様」の焼印が描かれており、なんだかとっても縁起が良さそう。
そして何より古(いにしえ)の旅人になった気分にもなる嬉しいサービスである。

ゆっくり階段を降り、向かったのが大鳥居の前。いつもとは全く違う空気感で少し緊張してしまうほど…。
こちらで一礼。



朝日がとっても美しい。これほどまでに人がいない伊勢神宮は、早朝参拝ならではだ。独り占めといった感じである。





このような時間にしか味わえないことがもう一つ。一歩一歩踏みしめる玉砂利の音だ。人でごった返している時間とは違い、とても繊細に聞こえてくる。遠くから聞こえる野鳥のさえずりや川の音も聞こえ、まさに神々しい空気が漂っている。



参拝を終え、帰りは行きとは違い、五十鈴川の土手をゆったり歩き宿に戻った。 実は、伊久から宇治橋にかけての道のりは、この五十鈴の川沿いコースと、おはらい町を抜けて行くコースと二通り楽しめることもこの宿の魅力なのだ。

朝の参拝後には素敵な朝食をいただいた。お味噌汁が絶品であった!



いつもとは少し違った、知る人ぞ知る伊勢神宮の楽しみ方。
ぜひみなさんも一度、「早朝参拝」を試してみてはいかがだろうか?

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