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大切にしている手書きで日記をつける習慣

ROSSO 2021.04.30

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私は過去の経験や体験、そのときに感じた想いやことばを日記に書いて心に刻むようにしている。
私の場合、ただ見返すだけでなく、定期的に日記を開き、そのときの場面を思い起こすようにしている。



日記をつけるようになったのは10年ほど前である。当時、経営していた会社に閉塞感が漂う中で、「どのようにすればこの難局を打開できるのか?」を忘れないために、書き出したのが始まりである。



また、日記というものは面白いもので、「こうしたい」「こうなりたい」と書くと、自然とその結果になるよう努力するし、最高の結果をノートに記したい一心で物事に取り組むから不思議である。

今ではこの特殊な効果を持つ手書きにあやかろうと、日記だけでなく、他者から感銘を受けたことばや自身の所有資産の概要や推移などを可視化するために、ガジェットとは別にノートを使い分けてコンスタントに書くよう習慣化している。



この時代においては、思ったことや感じたことを自筆で記録することは珍しいのかもしれない。しかし、ガジェットなどで記録保存するよりも自らの手で書き出した方が頭に強く残る。定期的に書いて更新するため、自分がどう感じてきたかの推移も可視化できる。したがって、自分がどのくらい成長したのか、またどのような経緯でそうなったのかの原因も特定することができるのだ。



私の周りにいる経営者も、よく自身のスケジュールやその時々で感じたことを手書きでメモしているのを見ると、ことばの持つ魔力や日記などをつける習慣は成功者に共通してくるようにも感じるくらいだ。



また、過去に記載した悩みや問題がちっぽけに見えたり、馬鹿らしく思うことがあったりすることも、今の自分が成長した証であると思わせるものであるだし、文字の書き方の癖や上手・下手がそのときの状況に応じて変動する点も面白い。



私はこうやって日々の積み重ねを楽しんでいる。既にノート自体もトータルで100冊を越えるまでになり、自分の10年間がここに集約されていると思うと感慨深い。そして、見方を変えると、これだけのことに悩み考え、それと向き合って一つひとつを解決してきたと思うと、自身にもつながる。

これからもノートを書く習慣は伝えていきたい。そして、数ではないが、私が亡くなるまでに1,000冊を越えるストックを作ることも小さな夢である。

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