コロナ禍が落ち着いたら行きたい場所
ROSSO 2021.04.30
新型コロナウイルスの感染拡大を機に、これまで当たり前にできていたことがもはや何もできなくなったと言っても過言ではない。
通勤や通学、友人との会話、買い物や食事など、できなくなった項目を挙げればキリがない。
特に、できなくなったことの中で、私を含め皆さんを苦しめるのが旅行ではないだろうか?
きっと、日本だけでなく世界中の人が早く沈静化することを願っているし、感染拡大が収束した際には、多くの人が国内外へ飛び立つのであろう。
そこで今回は、コロナ禍が落ち着いたら訪れたい場所について記していきたい。
私が訪れたい場所は「京都」である。
実際、行こうと思えば今すぐにでも行ける場所だが、早期の収束を願う立場からすれば、皆さんが我慢している中「1人くらい……」と思うことはできない。そのため、足並みを揃えて、後ろめたさを感じることなく訪れたいというのが本音である。
では、なぜ京都なのか? それは、新型コロナウイルスと日々向き合う中で、改めて日本の素晴らしさを再認識する時間があったことや、これまで当たり前にあった伝統が失われるのではないかという危機感を抱いたからである。
私のもとへは、金融機関や不動産会社などから、「〇〇会社が倒産を予定しており、その跡地が空きます」であったり「この物件が売りに出ます」であったり、近年では珍しい案件や私にとっては嬉しい悲鳴が続々と聞こえてきている。
資本主義で弱肉強食の経済社会であればまだ理解できるが、新型コロナウイルスを起点として、 これまで守り続けてきた伝統や見慣れた風習が失われつつある現状を知って以降、こういう身近な場面の「当たり前」もなくなってしまうのかとひどく心を痛めた。
それ以降、「国内ならいつでも行けるからあとでいいや」と当たり前にしてきた観光地に改めて目を向け、時間があれば仕事を休んででも訪れたいと思っている。
また、もう一つ私的な理由として挙げると、昨年購入した別宅の工事にも着手したいといったこともある。
今はまだ内外装のデザインを計画している段階だが、工事が大掛かりになるため、本来であれば年内に着工・完成予定だった別宅も、近隣の方への配慮も踏まえ、現時点で既に大幅に遅れているのだ。
いずれにせよ、早く新型コロナウイルスが収束することを願ってやまない。収束したあかつきには、今回挙げた京都だけでなく、スーパーカーを依頼しているイタリアやフランス、移住を検討しているモナコやオーストリア、スイス、アブダビへも行きたいものである。