ハワイのホテルを「タイムシェア」して旅行をストレスフリーにする
焔(Homura) 2021.05.10
ハワイなどの宿泊施設に見られる「タイムシェア」とは
タイムシェアとは、「ある宿泊施設の利用権を、特定の期間だけ所有できる」ことを言います。普通の宿泊と違うのは、部屋自体を不動産物件として所有できるということ。また日本のマンションなど普通の不動産購入と違うのは、その建物の区分と一緒に期間でも分けて販売されているということ。
例えば、「あるホテルの一室の利用権を、夏の1週間分だけ所有する」と言った具合です。なお基本的にこの期間は1週間単位で数えられます。
タイムシェアのメリット
タイムシェアの最も大きなメリットは、所有している期間であれば確実にその施設を利用できるということです。例えば毎年夏にハワイに行く方、「どのホテルも満室ばかりで、毎年探すのが面倒だな」と感じる方はけっして少なくありません。そこで夏の特定期間だけホテルをタイムシェアで所有していれば、宿泊施設を探さずとも必ず利用できるという訳です。
その他、タイムシェアとして所有している期間は、ホテル内の各施設の予約が確実に取れる、提携施設のサービスを利用できるなどのサービスが盛り込まれているケースも多々見られます。
総じて、タイムシェアを利用することでストレスフリーにハワイの滞在を楽しめるようになると言えるでしょう。
タイムシェアの注意点
タイムシェアで注意したいのは、宿泊費とは別にコストがかかるということです。まずタイムシェアとして施設の所有権を得るために購入費用がかかります。価格は施設のグレードにもよりますがだいたい数百万円レベル。
ホテルから直接買うのではなく不動産会社に仲介してもらった場合は、仲介手数料も上乗せです。不動産である以上、固定資産税や管理費などもかかるため、ハワイに頻繁に行くような方でなければ、費用だけがかさんでいくことになるでしょう。
その他、単なる宿泊以上に契約内容に関してはよく見ておく必要があります。施設によって50年期間の権利、永年権利などが異なる場合がありますし、名義人が亡くなった時などは相続手続きも必要です。
またタイムシェアはあくまでも「その施設」の「特定期間」の利用権を買うというもの。
「いろいろなホテルを利用していきたい」「ハワイに行くタイミングは毎年不定期だ」という方だとその魅力を活かしきれないかもしれませんね。
日本人に一番人気のヒルトンハワイアンビレッジ
私が購入したヒルトンハワイアンビレッジのタイムシェアですが、ウィンダムにするかマリオットにするか実は相当悩みました。個人的に一番のポイントとして重視したのは
・ビーチへのアクセス
・初期費用と将来の展望
・施設設備
この三点でした。
タイムシェアの場合、頻繁に足を運んで気軽に検討できるものではありませんし、サイトの閲覧や窓口への電話なども英語が苦手という方には少しハードルが高くなってしまいます。
私の場合3万ドル程度の出費になってしまいましたが、それでも通常一泊1.000ドル以上の広い部屋が半額以下で利用できました。
頻繁にアメリカを訪れることを考えればコスパ的には十分満足しています。
やはり現地で「暮らすように過ごせる」のはハワイリピーターにとっては大きな魅力だと思います。物件によってはそれぞれ特徴が大きく異なります。
また各社がポイント制などのシステムを導入していますので、それぞれのコンセプトやオリジナリティーをしっかり比較して自分なりの基準をしっかり決めておかれることが大切です。
衝動買い的な行動はぐっと抑えて冷静な比較検討する必要があるのがタイムシェアの特徴とも言えますね。
なかなか分かりにくいタイムシェアのシステムですが一種のリゾート会員権です。(不動産の小口所有が担保となるイメージです)
ハワイのタイムシェア~最後に
タイムシェアに対する考え方ですが、あくまで「中長期」でメリットがあるシステムとなります。したがって投資的な側面は考えずに、あくまで自己利用を前提とした方におススメとなります。基本的に経費はアメリカの物価上昇と当然リンクしますので、投資的な考えはしないのがベスト。
個人であるいは家族でリゾート生活を楽しむためのツールだと割り切って、楽しむことだけを考えましょう。
毎年ハワイに行くことを考えれば、私にとってのタイムシェアとは、「外貨投資へのチャレンジ心も持ちつつ、あくまで人生を楽しむためのもの」だと思っています。
またタイムシェアのオーナーになったからこそ、家族とハワイで過ごす時間をより楽しめるようになりました。
こんなコロナ渦だからこそ、これからは記憶に残るハワイ滞在を日々の励みとしてストレスフリーで楽しむ!そんな気持ちが強くなってきた今日このごろです。