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西海岸~ワイナリーを中心に~

ANNE 2020.05.25

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2月からしばらくアメリカ西海岸に滞在していたが、降り注ぐ太陽の下、サーフィンなどを楽しむ姿から一変、ロックダウンを機にスーパー以外ではあまり人の姿を見かけなくなった。ペットの散歩なら許されることから、隣の家の犬が一日に何度も散歩に借り出される姿もしばしば見られた。
学校も休校だが、オンラインで日々先生とコミュニケーションが取れ、先生たちも時々車に乗って生徒たちの家の前をパレードするなど、先生と生徒の距離がとても近いように感じた。これも自己肯定感が高い子供たちが育つ一因ではないだろうか。

ロックダウンから3ヶ月、一部のスポーツが解禁されたり、6月よりホテル予約も再開されるなど、段階的に解除に向かい始めている。

ロックダウン前に暫くぶりにナパバレーを訪れたので、そのうちのいくつかをご紹介したい。
まずはお馴染みのオーパスワン。かつては予約無しでもテイスティングが可能だったが、今では完全予約制。日本人客が減り、代わりに他のアジア客がひっきりなしに訪れ、ワインリストだけを見てダース買いしていく姿が頻繁に見られた。美しいワイン畑と近代的な建物は昔と変わらず健在。

もう一つご紹介したいのがセントヘレナにあるベリンジャーワイナリー。こちらはナパバレー最古のワイナリーというだけのことがあり、ヨーロッパのお城のような建物が特徴的。ドイツ移民の兄弟が140年以上前にこの地で創業されたアメリカ屈指のワイナリーであり、敷地を散策するだけでもおとぎの国に来たような気分になれるお勧めの場所。

そして今回は少し離れたところに広大な土地を持つケンゾーエステートまで足を伸ばしてみた。山道をかなり走ったところに突如ゲートが現れ、そこからまたしばらく走ったところ建つ和風な作りの建物がケンゾーエステーのテイスティングルームと貯蔵庫。
東京ドーム330個分に相当する広大な敷地でワイン畑として使われている部分はほんの4パーセントとのこと。作られたワインもほとんどが日本で販売されおり、訪問当時は売り上げも好調。

新型コロナウイルスでレストランでの販売が衰えたが、巣篭もりによる個人消費用の販売がそれなりに伸びているのが救いだ。
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