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続・私の原点であり始まりの場所「アメリカ・ニューヨーク」

ROSSO 2019.10.24

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学生時代に、漠然と「経営者になりたい」そう思い立ってから今年(2019年)で12年もの月日が経過してしまった。これだけの年月を経営者として過ごせば、当然楽しいことだけでなく辛いことも経験してきた。つまり紆余曲折があって、今年私にとって節目の年を迎えたのである。


私は今年を「原点回帰」と位置づけて日々過ごしているため、今回のアメリカ・ニューヨークの旅は、普段の旅行とは目的が異なる。


従来とは違った角度から人生を見つめ直し、新たなライフプランを構築したり、今後のキャリアを見つめ直したりするための旅なのだ。


そして、これを機に私の原点・始まりの場所とも言えるニューヨークに行こうと決意した。なぜ「ニューヨークなのか」については、前回の記事でお伝えした(この記事の一番下に当該記事へのリンクを貼っているので、ぜひ確認して頂きたい)。


私はニューヨークの街の散策へ出かけた。過去に留学や旅行でニューヨークを訪れた際は、このような時間を設けて街を歩くことはできず、目的に応じた時間配分でしか行動できなかった。しかし、今回の目的は「原点回帰」である。


私は性格上、定点観測として「日々考えていること」や「今後の目標」、「行動すべきこと」など、項目ごとに記録したり、メモを取ったりしている。今回の旅では、そのメモをもとにニューヨークの街をひとしきり歩くことにした。


現在の感情とメモを照らし合わせて歩いてみると、いかにこれまで喧騒や、日々の煩雑さ、成功したいがゆえの雑念に取り憑かれていたかが良くわかる。


メモに書かれたものは、「成功したい」、「売り上げを〇〇円増やしたい」、「株の利益率を〇〇%高めたい」など、資本主義の塊とでも言えよう内容ばかりでうんざりした。

ところが、運命的な出会いもあったのだ。旅をしていた最終日、学生時代に住んでいたマンションを見に行こうと思い立ち、向かった。


しかし、そのマンションはすでに取り壊されており、面影もない新しい高層マンションに変貌を遂げていたのだ。

悲しい気持ちになり途方に暮れていると、なんとその建物の中から留学時代のクラスメイトであり、苦楽を共にしたルームメイトが出てきたのである。その理由を聞いてみると、その友人も現在では母国に戻り、自国で起業していると言うではないか。

そして、今回はクライアントとの打ち合わせの合間にニューヨークに立ち寄った際、思い出の場所を見ておきたいと思いここへ来たと言うのである。さらに、その思い出の場所を、ただの思い出としないよう「原点回帰」の意味も込めて、その高層マンションの購入契約を済ませたと言うのである。

久しぶりの再会に嬉しくなり、帰国を一日延長して彼との再会を大いに喜んだ。そして、次の日に私もそのマンションへ行き、契約を済ませたことは言うまでもない。


一部写真を撮ることができない場所が含まれており、せっかくの原点回帰の旅の内容を割愛して進めてしまったが、私にとっては忘れがたい有意義な旅となった。この旅で感じたことや思ったことをまたノートに綴り、これから経営者として次の10年を全力で生きていきたいと思う。

こんな私の断片的な思い出話に付き合って頂き申し訳ない気持ちもあるが、これを読んでくださっているみなさんも、今の行動や考え方を振り返る意味でも、思い立ったら一度原点回帰することをおすすめしたい。そうすれば、自ずと今やるべきことは何か、何のために今を生きているのかなど、指針となるものが見えてくるに違いない。

前回の記事はこちらからご確認頂ければ幸いです。
私の原点「アメリカ・ニューヨーク」


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