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千代田区千代田1の1のお米で作った麹

M. Christophe 2019.10.21

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即位の礼には、米、麹、酒が五穀豊穣を願うお品として使われます。


皇居を望む(2019年10月)


東京都千代田区には「麹町」の地名がありますが、江戸時代にはその名の通り、この地で麹を扱っていました。麹を作り 半蔵門から江戸城に毎日運んでいたそうです。その名残りが「麹町」 という名に今も受け継がれています。

江戸時代は、今でいう熱中症やインフルエンザに対して、予防医学として麹や甘酒を用いたそうです。市井の人びとの命を江戸城は守っていたのです。八代将軍の時代から疫病の治療にあたっていた小石川養生所では、麹や甘酒をお湯でとき、ご病気の方々の回復に使っていたと言われています。

昭和天皇は、生物学の研究をされておられました。千代田区千代田1の1(皇居の住所)で、毎日丁寧に丁寧に日本国民への幸せの祈りが続く中で、五穀豊穣を祈る皇居で栽培されたお米の一部を使い、極秘に、丁寧に作られた「麹」があります。

麹を培養した方は糀屋三左衛門 第二十九代当主 村井社長です。650年もの昔から麹、種麹を作り、足利尊氏に献上し、屋号「黒判」の由来となった許し版を賜った、日本でも屈指の歴史をもつ種麹企業です。村井社長の種麹は全国の蔵元約7000社にわたり、日本酒、味噌蔵元 焼酎蔵元にあまねく、手から手に届けられています。現代でも東京農大と連携し、研究に研究を重ね続ける発酵の先端企業です。

さて、この千代田区千代田1の1のお米から生まれたのが【こうじまちのこうじ】です。この麹を、虎の門病院や九段坂病院などを有し、前の内閣府事務次官が理事長を務める国家公務員共済組合連合会(KKR)が率先して使い始めています。

KKRホテル東京のレストラン芙蓉 ふよう(東京都千代田大手町1の4の1 電話03-3287-2934)でいただくことができます。また、KKRホテル東京では、麹の販売も始めました。その他、直近では2019年11月18日より、帝国ホテル東京のあんぱんにも使われるそうです。


KKRホテル東京の朝食バイキングは1500円。宿泊者だけでなく、外部からでも食べに行けます。麹入りヨーグルト、ならびに麹入りサラダドレッシングが2019年10月8日よりスタートしています。



KKRホテル東京の麹を使った朝食ドレッシング。



甘酒と書くと子供達がお酒と間違えてはいけないという配慮から、ひらがなで「こうじ乃もの」と、名づけられています。



「こうじ乃もの」の ラベルに使われている五穀豊穣の絵。


麹は 国の菌 「国菌」です。海外には簡単に輸出ができません。そのくらい 日本にとって麹は大切なものなのです。私は、麹を炭酸水で割っていただいていますが、腸によく、肌にもよく、するすると3キロも痩せました。糖尿病数値も見事に安定しています。


東京會舘にて、無理を言って麹を炭酸水で割っていただきました。



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