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桜の絶景!高遠城址公園の満開桜

YOU 2019.06.27

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4月の満開に合わせやって来たのが、日本の桜の名所としても知られる、長野県伊那市高遠町の「高遠城址公園」だ。長野の別荘からは少し歩けば綺麗な桜が多少なりとも咲いてはいるが、やはりここ高遠城址公園の桜は別格だ。

数日前から蕾の開花情報を細かくチェックし、満開に合わせてやって来た。平日のせいもあってか、駐車場までの道のりも”大混雑”ということもなく、案外すんなり入れたのは非常にラッキーだった(以前来た時は大変な目に遭った……)。

入口の目の前の駐車場に愛車を停め、中へと進んだ。



高遠城址公園に咲く桜は「タカトウオヒガンザクラ」と呼ばれる桜で、よく見る「ソメイヨシノ」と比べ少し小ぶりサイズである。色もより濃いピンク色をしており、なんと1,500本もの桜が植えられているのだそうだ。この数の桜を管理していると思うと、それもまた感慨深い……

ちなみにこちらがソメイヨシノ。高遠城址公園よりも少し日数はズレるのだが、別荘から車で10分ほどの所で綺麗なソメイヨシノが連なって満開となり、白い花びらがフワフワと咲き乱れていた。まさに”地元民しか知らない名所”。こちらの紹介はまたの機会としよう。



高遠城址公園といえば、桜雲橋(おううんきょう)と呼ばれる太鼓橋が一つの名所となっている。橋の下を覗くと、そこにも綺麗な桜が咲き乱れ、どの角度から見てもついカメラを構えたくなるような絶景スポットとなっている。

桜雲橋を進むと、渡りきった所に「問屋門」がある。江戸時代の交通網で置かれていたものであるが、高遠本町からこの場所に移転されたそうだ。



高遠城址公園の奥に進むと見えてくるのがこの景色。高遠の街並みや中央アルプスが一望できる人気エリアである。



この日は天気も快晴で、壮大な山々と澄んだ空気で日頃の疲れもさらに癒すことができた。ここにおいてあるベンチでゆっくり眺めながら美味しい御手洗団子を頬張った。まさに至福のときである。

私の一番のお気に入りスポットがこちら。公園内には橋の下へと降ることが出来る階段が何ヶ所かあり、また違った角度からも桜を楽しむことができる。



桜が覆いかぶさるように咲き乱れるこのエリアは、まさに穴場スポット。みなさんも行かれた際にはぜひ足を運んでいただきたい。

よ〜く樹木を眺めてみると、歴史の長さやその深さを感じることができる。この高遠城址公園は、今ではこれほどまでに綺麗な桜が多く植えられているが、かつては壮絶な戦が繰り広げられた場所である。あの武田信玄の五男である仁科五郎盛信と、織田信長の長男である織田信忠の決戦の場となった所なのだ。

その後、廃藩置県によって城が取り壊され、1875年に現在の公園となった。そして、「荒地と化したこの場所をどうにかしよう」と考えた旧藩士たちの手により桜が植えられ、今に至るのだ。



夕日とのコラボレーションもまた最高で、思わずうっとりしてしまうほど。







夜はライトアップが楽しめる。16時くらいから周り出すと、昼間の明るい中で見る桜、夕日に照らされた桜、そしてライトアップされた夜桜と様々な姿を楽しむことができる。

夜桜もとても美しく、昼間とは違った落ち着いた雰囲気となる。さっきまでの家族連れの姿はなく、仕事を終えた恋人同士が一気に押し寄せてくるデートスポットに。





場所によっては、7色に光る幻想的な夜桜やプロジェクターを使った演出を楽しむこともできる。





夜は大好きな定食屋さん「美和」へ。少しわかりづらい場所にあるのだが、いつも満席の人気店。 こちらでは美味しいカツ定食を頂き、大満足の旅となった。

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