理想の別荘づくり

ROSSO 2018.12.07
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 私は仕事上、国内外問わず多くの不動産や内外装、リノベーション物件を幾度となく見てきた。仕事といえども、散歩やドライブがてらその地域を散策したり、旅行先でもあてもなく歩いたりして数多くの家を拝見してきた。

  また、公私ともに自宅やオフィスにデザイナーズマンションや注文住宅の資料を取り寄せ、必要があれば業者と打ち合わせをしたことが数えきれぬほどある。私が内外装をデザインし、完成済みの住居が、この日本のどこかにいくつかは存在する。それくらい無類の家好きである。

  そんな筆者が、再三の売買を繰り返していく中で常々思うことがある。

  それは、
「採算や予算を度外視して理想の家が作りたい。」
「最新の機器を導入して年間通して快適に過ごしたい。」
「旅館やホテルのような自宅に住みたい。」
「賃貸と言えど、何故こんなに自分好みの間取りはないのか?〇〇が狭い、〇〇が少ない。」
ということ。

  このようなことは誰しも一度は思うかもしれないが、よく考えると現実はそんなに甘くない。

  ”予算が許さない“、”そんな土地はない”、”理想を追求する時間がない”、”パートナーと意見や価値観が合わない”と巷によくある「ナイナイ詐欺」(私の造語)が頻繁に起こる。

  ただ、現在筆者は遂行しているミッションの最中なので、理想に一歩近づく過程である。

  そこで、今回お話しするのは、私が長年夢の1つとして持っていた、『理想の別荘作り』である。私の秘匿性や匿名性を考え、多少内容を割愛させて頂くことはあるが、読んでくださる方の為にも書ける範囲でお伝えしたい。

  理想の別荘づくりを始めようと思ったのは数年前のこと。筆者はすでに某別荘地に別荘を持っているのだが、そこは若かりし頃ということもあって何もイメージやデザインを考えることなく、ただステータス欲しさだけで建設してしまった節があった。

  ただそんな別荘には当然ながらそんな行くはずもない。今になって思うと、とてももったいなくて、寂しい感じだけが残るものになっている(今ではしっかりと愛着を持って有効活用している)。

  私はこの時の反省を踏まえて、次こそは理想を追求し、都心からでも心待ちにして通いたくなるような家づくりをしたいと思うようになった。いつか叶う!その『いつか』を夢みて、日々の仕事に邁進していた私。



  そんなチャンスは私が思っているよりもずっと早く訪れることになった。

  ある日、同じ別荘地に広大な土地が売りに出されると言う話を不動産業者から頂いた。もちろん一見さんお断り。情報の流通量をかなり絞って、なおかつ、お得意様だけにお勧めしているとのことだった。

  そして私は運良く、その物件を一番最初に案内された。頂いた関係資料を見た瞬間、私は驚きを隠せなかった。なぜならそれは、”土地がかなり広大“で、”某有名企業の別荘跡地”となる一等地で、資産性や利便性もよく、私の理想を叶えるのに申し分なかった。むしろ私では身に余るほどだった。公私を通じて、こんな物件には出くわしたことがなかったからだ。

  私は興奮し、眠らない日々を過ごした。

  そして早々に一見さんお断りにした理由が理解できた。なぜなら提示された価格は見たことがないくらいに高い。そして土地も広大なため、手数料や管理費用、税金面もバカにならない。

  それでも私はこの契約をまとめることにした。一世一代の大勝負に感じた。もちろん余裕で買えるような金額ではなく、多少なりとも無理した部分はある。

  なぜそこまでして買うのか?
それは目標でもあった『理想の家づくり』が確実に叶うと確信できたからである。もちろん資産性や利便性の良さなどを加味した時に、「頑張れば元は取れるかな?」「売ればそこそこ回収できるか」と思う、投資家ならではのいやらしさの部分があったことは認めよう。

  そんな私を一番突き動かした要因。それは自分が生きていく上で《一生の財産》として扱うつもりだし、《最上級に私のモチベーションを維持させてくれる》という要素があったからである。こんな事生きていて、そうそうない。むしろこれから先こんな大物に出会うことがあるのだろうか? そう思った瞬間に、「こんな獲物を逃してはならない」という野生の勘が働き、次の瞬間には契約書にサインをしていた。

  今現在は、どんな家にしようか創案を練っているところである。



  家を建ててくれる業者の資料やパンフレットを取り寄せ、最上級のものを家に取り入れたいため、調べ上げた職人の方に直接会うため全国各地を転々とすることに時間を費やしている。そんなこんなで今に至る、となるわけだ。

  なので、今回は完成までは書けないものの、きっと数年後には私の理想郷が出来るに違いない。そう確信している。これで一国一城の主になった事もあり、私は更に仕事に邁進できる事であろう。むしろそう願いたい。

  こんな所で、またいつかお会いできれば光栄であります。

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