ザ・ペニンシュラ東京滞在記

OUR CEO BLOG 2016.12.13
「ペニンシュラ」は世界に数あるホテルブランドの中でも、もっとも好きなホテルのひとつだ。

 香港にペニンシュラホテルが開業した1920年代。まだ漁村の雰囲気を残した香港・九龍の尖沙咀(チムサーチュイ)に、コロニアルスタイルの優雅なこのホテルができた頃に思いを馳せると、この場所がいかに世界のVIPを引き寄せていただろうと想像が膨らみ、わくわくしてくる。九龍半島のまさに先端、ヴィクトリア湾から香港島を望む最高のロケーションにホテルはあり、ここに来ると香港に帰ってきた、という気持ちになれるほど、居心地がいい。

 そのペニンシュラが東京にできたときには、なるほどうまい場所につくったなあと感心したものだった。香港のペニンシュラがヴィクトリア湾に面してその勇姿を現すように、ザ・ペニンシュラ東京は日本にとって、もっとも特別な場所である皇居に面し、皇居に顔を向けて建っていたからだ。

 ここに泊まってみたい。そう思いながら不覚にも10年近い時間が流れていた。なかなか東京にいると東京のホテルに泊まるきっかけを見つけにくいというのもあるが、少し時間をおきすぎてしまった。

 今回はクリスマスが近い12月の週末をザ・ペニンシュラ東京で過ごした。人気のアフタヌーンティからステイは始まる。場所は皇居側の正面エントランスを入ったところに広がる吹抜けのカフェラウンジ『ザ・ロビー』。優雅な土曜の午後のアフタヌーンティは、しばらく週末も忙しく過ごしていた我が身には、格別に贅沢な時間に思える。 ペニンシュラ11  滞在した部屋は、いずれも広々とした、バスルームとドレッシングルームが特長だ。ドレッシングルームは、もちろん着替えをするためにあるわけだが、もうひとつの用途としてはひとりの、プライベートの時間を過ごすことができるよう考えられているらしい。二人でのステイのとき、一人がまだ寝ている早朝に起き出してなにかをするとか、そういうときに使えるプライバシーに配慮した小部屋だ。

 またベッドルームの戸は閉められるようになっているのもいい。ルームサービスやランドリーなどを受け取る際にベッドルームの中を見られることがないからだ。これもプライバシーを重視した結果で、このザ・ペニンシュラ東京は徹底してプライバシーに重点が置かれているといえるだろう。

ペニンシュラ1 ペニンシュラ3  さて優雅なアフタヌーンティをとった後は夜の会合が入っていたので、夕食をペニンシュラでとることは、かなわなかったのだが、翌朝はホテルでとった。朝食は予約制になっていて、定番のザ・ペニンシュラ・ブレックファスト、グルテンフリーのパンや低脂肪チーズが選べるナチュラリー・ペニンシュラ・ブレックファスト、グリーンリーフサラダが選べるスパ・ブレックファスト、それに和朝食となっている。悩ましいところだが、ここは香港でなく東京のペニンシュラなので、和朝食をオーダーしておいた。 ペ人シュアラ4  ラグジュアリーホテルのレベルはバスルームで決まるとはよく言うが、週末都心のこのホテルステイでよかったのが、やはりバスルームの充実だった。広々とした空間の壁はマーブルと粘土で造られていて、バスタブもマーブル製。この素材と色の組み合わせがとても落ち着くのだ。

 またバスタブ脇にあるコントロールパネルは高機能で、バスルーム内の照明が『SPA』や『MOOD LIGHT』という暗めのモードまであるのには驚いた。ラグジュアリーホテルには、やはりこういうユーモアのセンスが大事だ。ちょっとしたことでステイを2倍楽しめる。このバスルームは間違いなく都内の外資系高級ホテルの中でも最高峰のレベルだろう。 ペニンシュラ2  都心で週末の1日を過ごす短いステイであったが、ザ・ペニンシュラ東京は期待を裏切らない。いやそれ以上の満足を与えてくれた。香港の九龍半島のペニンシュラの世界を現代の東京にうつすとこうなるのか、という見事な例を見せられた気がした。
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