

ウェアラブルを連発するVISAの次なるガジェットはコレ
NOBLE STATE NEWS 2016.07.12
来月8月5日から開催されるリオデジャネイロ・オリンピックに向けてVISAカードが、今回で3つ目となるウェアラブル端末を発表しました。VISAカードではリオ五輪をターゲットに、これまでリング型とバンド型のウェアラブル端末をすでに6月発表しているので、これで3点セットがそろった格好になります。
3点目となるウェアラブルは腕時計。スウォッチと共同開発したスウォッチ・ベラミー(Swatch Bellamy)です。このベラミーはすでにスイスと中国(中国では銀聯カードと提携)で発売されていて、NFC内蔵型のアナログ時計。インターネットを介さず、数秒で決済ができます。
VISAでは先月6月にオリンピック用ウェアラブル第一弾としてリング(指輪)を発表しています。これは水深50メートルまでの防水加工が施されていて、水泳選手がプールで装着してもOKというもの。選手たちがリングを端末にかざすだけで簡単に決済できるようにと大会に出場する45名の選手(Team Visaのアスリート)にすでにリングを配布しました。

また同じ6月に今度はブラジルの銀行、Bradescoと提携したバンド型の「Pulseira Bradesco Visa」を発表。これはオリンピックに先がけて試験導入されているようです。

そして今回のスウォッチ・ベラミーとなるわけですが、腕時計をお店の非接触端末にかざすだけで決済ができ、しかも時計の顔をしていて、時計としても使えるのがいいですね。
構造的には、時計内部にNFCアンテナとVISAの非接触チップを内蔵し、これにより店舗の支払い端末との通信が可能になっています。 支払いは決済銀行の口座から時計にプリロードした金額から引き落とされる仕組みです。
ブラジルではもう発売されていて、スウォッチの店舗に行けば、このベラミーを購入することができるようです。そして銀行口座を登録して、ベラミーにいくらかの金額をプリロード。あとは非接触端末のあるお店ならばどこでも買い物が可能です。
VISAはリオ五輪をターゲットに、すごい勢いでウェアラブル端末を打ち出してきました。 4年後の五輪では、いったいどんなウェアラブルができているのか。ここに大きな市場があるのを感じます。
参照サイト Luxury Daily
cover photo: Antonio E. Da Silva Campos “Swatch Bellamy exhibidor”