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西麻布レフェルヴェソンスの素敵な夏の昼下がり vol.1序章

M. Christophe 2020.08.16

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みなさま暑い夏になりました。
ご機嫌いかがお過ごしでしょうか?

コロナが世界的に猛威をふるい、国内の感染はより拡大しています。
この8月私は、沢山の犠牲にになられた方の魂に、お盆であることもあり、思いをよせ、静かに祈り、過ごしています。
また、自分のお小遣いで駐日ローマ教皇庁大使館に花を献花してまいりました。


さて私が、小さな事で目を向けている優れたレストランチームがあります。
「レフェルヴェソンス」。
西麻布にあるレストランですが、夏のある日に訪ねてみました。

オーナーの石田ご夫妻は素晴らしいまごころを随所に取り入れ、100年先にも通じる食事、そして作り手の思いがレストランで感じ取れるようにと、スタッフを教育されていました。


真心をこめた食材。
目で見て手で触るとわかる、土からの野菜作りをしている温かな心の農家との連携で、毎日毎朝とれたての食材が各地からとどきます。
「おもてなし」は、そこから始まっています。
石田ご夫妻の柔らかな感性、そして生江シェフの食の哲学。
底辺には茶道の文化が豊かにありました。
スタッフが、1人ひとりのお客様への気配りを大切に、体によい食材での食事作りをしていました。

糖尿病のために、事前に私が食べられる量、カロリーをお伝えし、今回レフェルヴェソンスに友人と出向きました。
私は、自分で貯めた少しずつのお金を少し使い、レストランで働く人達に感謝ができましたらと、いつもそっと伺います。



銀のトレイに野菜が美しく盛られ、サーバントによって運ばれてまいりました。
全国の農家から集まった48種類にもおよぶ野菜です。
目で見て野菜の生命力、収穫の喜びを感じられた瞬間でした。

新鮮な野菜達が、まるでマティスの絵画のように、
ガラスのトレイに絵皿の如く美しく、配されて運ばれてきました。



夏の食事にあわせて、生江シェフより素敵な赤ワインを選んでいただきました。
シェフの料理哲学の素晴らしさと、夏の猛烈な暑さ、そしてワインはヨーロッパではお薬の一部にも使われた時代がありますので、それらのエッセンスを組み入れた、赤ワインを選んでくださいました。




美しいワインを、私は一口だけいただきました。
友人達にも、よろしければ、と上品に注がれていかれました。
生江シェフからの素敵な1杯のワインは、暑い砂漠の泉に、水が天から注がれた気持ちになりました。


知る人ぞ知る、レフェルヴェソンスは、世界中から食を求めて人が訪れる、日本、いやアジアで最も孤高なレストランと言えるかもしれません。
日本の文化、風土のフィルターを通して作られたフランス料理で、極めて独創的です。


西麻布 レフェルヴェソンス
http://www.leffervescence.jp/

vol.2に続きます。
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