2020年私の抱負・目標
ROSSO 2020.02.01
誰もが年の初めに考える「今年の目標(抱負)」だが、今回は私の本年の目標について、次の両面からお伝えしていきたい。
・目標の立て方
・具体的な今年の目標
まず、私はその年の目標を考えるときに、前年の年末(12月31日)に1年間を振り返り、「この一年が満足度の高い1年であったか」をイメージしながら、自身の価値観や思考、満足するレベルなどと照らし合わせて目標を計画する。
ここで述べる「満足度」は誰にとっても使い勝手の良いことばであり、抽象的かつ曖昧なことばではあるが、私はこの満足度を基準に目標を立てていく。
満足度を満たす上では、年初に決めた目標が達成しているかどうかも重要な項目としてはいるものの、私の場合はこの一年が私にとって
・刺激のある一年であったか」
・限界を決めずに自分の理想を追求できたか
・純粋に楽しめたか
という要素を重要視して目標を設計している。つまり、達成しているかどうかが重要であると伝えている一方で、頑張っても達成しないのであれば、それもまた良しという方針なのである。
「そんな目標なら立てなくても良いのではないか?」と思われるかもしれない。しかし、1年間何の目標も夢も持たずに突き進めるほど、人間は強い生き物ではないと思っている。
それは私にも同様に当てはまることで、抱負や目標を何も語らずに1年間モチベーションがキープできるほど根気強くはない。そのため、必ず毎年「会社」「個人」「社会(他人)」という3点のテーマを設けて、それぞれに目標を設定しているのである。
そして、ここで気になるのが「社会(他人)」というテーマであろう。
私個人の価値観によるものだが、会社経営者や富裕層として生活していると、傲慢な人や「自分さえ良ければ」というエゴイスト、自身の価値観が絶対的に正解であるという意見を持った人にしばしば出くわすことがある。これは、現在のスタンダードが資本主義であるがゆえに、「成功者・お金持ち=正解・正論」のように錯覚したことによって起こる現象のように感じる。
ここでは、どの価値観が間違っているか、どの意見が正解かなどといった不毛な議論をすることは控えさせていただくが、私は自分の立場や環境を自慢するのではなく、常に謙虚かつ人のことを一番に考えて生活していきたいという価値観を持っている。
そのためには、初心を忘れず、常に私以外の他人が力を貸してくれ、自分の成功を後押ししてくれているという考えを持つことが重要だ。間違っても、自分が天才だと過信したり、何らかの才覚があったり、人より努力したからという錯覚や自分本位の考え方を持ったりしないようにしている。
そのため、目標の一つには、何らかの形で社会(他人)に還元する方法を検討し、自分なりの感謝やお礼を世間に伝える目標を毎年立てているのだ。
ちなみに、去年2019年は、私の経営する飲食店で働く従業員たちの給与を、そのエリアで第1位、第2位を争うほどの水準に引き上げたり、同時にお客様に提供する品物の品質を高め、単価を他社よりも下げたりすることを徹底したのである。
私はこの店舗から一切報酬などを計上していないため、世間で言う「タダ働き」である。
また、法人・個人の年間目標においては少し計画性を持って目標を立てている。私の場合は、年間で立てた目標(〇〇キロ痩せる、いくら貯める、業績アップなど)に対して、それを達成できるよう月単位に落とし込んだり、場合によっては週単位・日単位に計画したりしていく。
しかし、ここで1点だけ注意していることがある。それは、「目標の達成に躍起にならないこと」である。
当然、叶えたい夢や目標のために新年の抱負を設計するのであり、それを一つずつクリアしていくことが夢への最短距離であることは理解している。しかし、目標の達成や計画の遂行に熱中するあまり、日々の作業がつまらなくなったり、やるべきことや数字に追われたりするばかりでは、いつかつぶれてしまったり楽しくなくなったりしてしまい、結果的に夢や希望に対しての熱意が失われてしまう。
そうなってしまっては元も子もない話である。そうならないように、私は真面目な目標とくだらない目標を混在させて設計しているのだ。
ここまでいろいろお伝えしてきたが、私の2020年の抱負(目標)は次のとおりである。
[法人(会社)]
・2019年の決算を1%上回る
・社用車を替える
・新たな事業に注力する
[個人]
・体型をキープする
・年間で2,000キロ走る
・100冊読書(漫画雑誌も含む)する
[社会(他人)]
・スクールスポーツ(高校・大学)へ寄付する
・興味関心のある団体へ寄付する
・地域に根付いたビジネスを展開(共生)する
ここでは、書ける範囲での目標にとどめさせていただくが、この他にも大きな目標を1つと、テーマごとに10個ほどの目標を定めている。
ちなみに、2019年の目標はほぼすべて達成することができた。2020年も無理なく定めた目標であるため、できることならすべて達成したいとは思うが、自分が楽しく過ごせて年末の段階で「今年は楽しかった」と言える1年であれば、それで良いのではないかと思っている。