50年近く経って色褪せない
ベリーニのレ バンボレ

NEWS BLOG 2018.05.28
 マリオ ベリーニ デザインのこのソファ、レ バンボレ。初めて見たのは、日本在住のあるイタリア人ご夫妻のお宅でした。さるイタリアブランドのレセプションがあり、アフターパーティで20人ほどが、ぞろぞろとご自宅にお邪魔したのです。

 都内某所のタワーマンションにあるお宅。リビングは20畳ほどのスペースともう少し小さなリビングがコネクテッドになっており、小さい方のリビングに置いてあったのが、このレ バンボレ。

「すてきなソファですね」。そのときはそれが1970年代にベリーニがデザインしたものとは知らず、家の主に無邪気に聞いて、教えていただいたのでした。それからたぶんもう10年以上がたっています。でも今みても、このソファ、まったく現代的であり続けているのは、すごいことだと思います。



 クッションが進化し、ソファになったような、快適なすわり心地。フレームも足もないデザインの、そぎ落とされたシンプルさ。シンプルでいて機能を十分以上に満たすものは、長く愛されるのでしょう。

 誕生から50年近く、周りの風景がサイケデリックになろうと、クリスタルになろうと、ゴージャスバブリーになろうと、ずっと形を崩すこと無く、シンプルであり続けたこのソファ。現代というときに限っても、東京のタワーマンションのリビングにも、自然豊かな山奥に見つけた古民家をリノベーションした空間にでも、動じること無くすっきりと調和する正統派の力強さが感じられます。



LE BAMBOLE ’07(レ バンボレ’07)

イタリア開催の世界で最も権威あるデザイン賞、コンパッソ・ドーロ賞を1972年受賞。マリオ・ベリーニが1972年にデザインしたソファ。

B&B ITALIA(ビーアンドビーイタリア) 

photo:B&B ITALIA (Oliviero Toscani)
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