アマン創業者の次なるリゾートは
手の届くラグジュアリー

NEWS BLOG 2017.10.19
※アゼライ ルアンパバーンは2018年5月現在、経営が変わりAVANI(アヴァニ) ルアンパバーンになっています。

 このニュースブログでたびたびアマンリゾーツのことを書いていますが、そのアマンリゾーツのカリスマ創業者、エイドリアン・ゼッカ氏は今、自ら育てたアマンからは手が離れて、アゼライという新たなリゾートをつくっています。アゼライ=AZERAIとは、Adrian ZechaのAZと、かつてペルシャに存在した、中庭にラクダなど家畜を休めるスペースをとった隊商宿=caravanseraiのseraiを組み合わせた名前。

 そのアゼライ初のリゾートは、ラオスの古都にして、街全体がユネスコ世界遺産に指定されているルアンパバーンにあります。ルアンパバーンは周囲を険しい山に囲まれ、ナム・カーン川とメコン川がちょうど蹄鉄のようなかたちで囲む緑深い渓谷の町。

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 上座仏教の中心地であるこの町には30の寺があり、毎朝、黄色い袈裟をまとった僧侶たちが地元の人から施しを受ける、托鉢の光景が、あちこちで見られます。僧侶たちの主たる食事は午前10時半と決まっていて、午後になると僧侶はコーヒーや豆乳などの液体しか口にすることを許されていないといいます。

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 19世紀のフレンチ・ベトナミーズスタイルの建築が立ち並ぶ町は、伝統とモダンが絶妙に混じり合っています。活気ある市場では手織りの織物、ホームウェア、宝飾品、果物、野菜などが売られ、川岸や路地にはカフェや地元の食材を売る店があります。

 アゼライ ルアンパバーンは53室のこじんまりとしたリゾートで、ラオスの伝統文化を取り入れた様式とモダンな西欧の美を合わせたデザインの空間になっています。部屋の種類は35㎡から85㎡まで3種類あり、最上級のアゼライルームと二番目のスーペリアからは中庭のプールが見渡せます。

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 プールの周りにはデイベッド、肘掛け椅子が配され、バニヤンツリーの大木がつくり出す木陰にすっぽりと収まって、のんびりと読書でもしたくなります。レストランはアゼライ・ビストロ。屋外と室内に席があり、ラオス料理とフレンチをミックスしたクラシックなビストロ料理を出します。ビストロバーは2階にあって、夕暮れ時になるとゲストはここで町の目抜き通りとナイトマーケットをベランダから眺めながらカクテルグラスを傾けることができます。

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 と、ここまで書いてきて、早速、旅の支度をして出かけたくなってきました。というのも、アゼライが特筆すべきは、そのプライシングにあります。ゼッカさんがつくるリゾートなので10万超えを覚悟していたのですが、お値段1泊250ドルから。桁が間違っているのかと思いましたが、そうではなく、アゼライは「Affordable Luxury(手の届く贅沢)」をテーマにしているのです。

 世界的にラグジュアリーがカジュアル化している昨今、超高級リゾートの先端を走り続けたアマンを育て終わったゼッカさんが、次につくったのは「手の届くラグジュアリーリゾート」。しかもデスティネーションは、未だほとんど知られていないラオスの古都。このリゾートには、とても深い歴史的意味が刻まれているように思います。

AZERAI Luan Prabang
Setthathirath Road, Hua Xien Village
Luang Prabang, LAO PDR 06000 PO Box 1142

※アゼライ ルアンパバーンは2018年5月現在、経営が変わりAVANIルアンパバーンになっています。

※アゼライホテルの記事:龍の背に浮かぶ60室の楽園 アゼライ カントー 
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