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物事の進め方

ROSSO 2020.10.23

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成功者や富裕層と言われる人たちは、一般の人たちと比べて幸せと思われている節がある。
しかし、それは何かに成功しているかでもなければ、資産を多く保有しているからでもない。



成功者や富裕層と呼ばれる人々は物事の進め方が上手く、本当に決めるべきことだけにフォーカスできているから幸せなのではないかと私は考えている。



「本当に決めるべきこと」とは一体何だろうか?



進路や就職先、結婚相手、居住場所、何を買うか、何を食べるかなど、毎日生活していれば決めるべきことは無数にある。
しかし、私が話したいことはそういったことではない。



今回は、私が思う物事の進め方についてお話ししたい。



私は何か物事を進めるときや決めるときは、誰かの意見やアドバイスを参考にして受動的に決断するのではなく、初めから自分のことだけを信じて自主性や主導権を持って決定するようにしている。

これは、自らの判断や決定に自信があるわけではなく、自分の行動や思考にどのような変化があるのかを楽しんでいる一方、自分で決断したからこそ、その物事がどういう風に進めば合理的かつ効率良くいくのかを試行錯誤するところにその人の成長の伸び代があると考えているからである。



では、実際にどうやって物事を進めるのか?通常、何かをゴールに導くためには、あらゆる事態を想定したり、「リスクは何か」「障害になり得るものは何か」「どのような成長が望めるのか」などの項目を考えたりしがちである。

しかし、これまでに数多くのケースを成功に導いた私が思うに「こんなはずでは……」「考えていたよりは……」と言ったように、当初想定していた内容通りにいかず、計画倒れで終わることが多い。



そこから、私は頭でっかちになって計画を綿密に作るのではなく、ある程度のリスクとリターンだけを計算して、あとの部分はその場で考えるようにしている。その方が取り掛かるまでの時間が早く、ビジネスやアイデアを形作る上では好都合だからだ。

また、仮に失敗があっても、その場で反省をすることやなぜ反省したかをノートに書き留めることで、次回の失敗を未然に防ぐこともできる。

結果的に、私はこのやり方に切り替えてから、多くのプロセスやケースをこなせるようになったし、この方が実際にビジネスマンとしても一人の人間としても成長できたと思っている。



しばしば、日本人は行動する前に考えてしまい、結果的に何も行動しなかったり、失敗を恐れて安泰な道を選びがちだったりする。

しかし、チャレンジしてきた身からすると、個人の失敗を気にしている人などまずいないし、失敗したところで命を奪われるわけでもない。

だったら、一度きりの人生、大いにチャレンジして派手に失敗してもらいたいものである。それを何度も繰り返せば、一度くらいの大成があるのではないだろうか?
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