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富裕層のお金の使い道とは?

ROSSO 2020.10.22

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新型コロナウイルスの感染拡大により、日本のみならず、グローバル規模で影響を受ける中、世界各国で賃金カットや職を失う人が増えている。



しかし、そんな不況とも言える環境下でも、富裕層や資産家と呼ばれるクラスの人たちは、むしろ同期間内に資産を増やしている。
これが所謂、近年各国で顕著化している格差の問題である。



ここでは、格差の是正について議論をするのではなく、このコロナ禍の時代に富裕層がどのような物にお金を使っているのか具体例を挙げて紹介したい。





富裕層のお金の使い方として、最も適当と言えるのが高級車をはじめとするハイパーカーやクラシックカーと言った車と言えるだろう。
近年では、各国の低金利政策や富裕層の金余りの実情などがあり、多くの資金が車に流れているのだ。

事実、ここ数年で開催された各国のオークションでは、フェラーリやポルシェ、ジャガーなどの名車と呼ばれる車体は、ゆうに1億円を超える金額で取引が行われている。



この現象は、コロナ禍でも顕著だ。最近のニュースで「高級車(スーパーカー)の売れ行き(売上)が伸びている」との報道があったが、これに比例する形で、超富裕層が好むような1台1億円を超えるハイパーカーと呼ばれる分類の自動車も順調に取引を伸ばしている。
(余談ではあるが、コロナ禍でもハイパーカーの販売枠の話は定期的に舞い込んでくる。要するに、このコロナ禍であっても、富裕層には関係ないのだろう。)

絵画や骨董品、ジュエリーなどの芸術的品物




昨今、多くの富裕層の注目を引くのが絵画や骨董品、ジュエリーなどの芸術的品物である。
絵画や骨董品、ジュエリーなどの工芸品および美術品のコレクションは、そのモノ自体が希少であることをはじめ、価値が目減りしないばかりか、むしろ長期的観点から見れば値上がりすることが期待できる(キャピタルゲイン)。

また、これらの品物は歴史的なストーリーが伺えるだけでなく、作者の人生の投影やアートの進化の文脈が見えるなど、さまざまな側面を有しているのだ。
もちろん、富裕層の中には社会的ステータスの一環やインテリアの一部、財力の象徴など、人によって魅力はそれぞれだろう。



しかし、仮に絵画や骨董品、ジュエリーに投資的価値を見出し、キャピタルゲインを期待することは杞憂すべきことだろう。
これらの品物の値上がりは読むこと自体が予測不可能であり、むしろ購入時点でその価値を正確に把握することさえ難しいと言われるくらいだ。

このコロナウイルスの感染拡大を機に、職を失ったり賃金カットの影響を受けたりした人にとっては、一刻も早くこの事態が終息へと向かうことを願うだろう。
その気持ちは私も同じである。

しかし、この状況でも富裕層は着実に資産を積み上げている事実はある。
これが格差の拡大につながるのだろうが、やはり富裕層は賢い。この期間に富裕層は次に展開するビジネスやアイデアをすでに模索しているのだ。

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