私の読書習慣

ROSSO 2019.01.18
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 富裕層になると、それなりに考えなければならないことが、いろいろとある。

・稼ぎ過ぎたときに会社の節税(対策)はどうするか?
・会社の規模が大きくなり社員をまとめていくには、どうするか?
・経営の仕方、進め方は今のままで良いのか?
・人とどのように情報共有していくべきなのか?
・そもそも今後どのように生きていくべきなのか?

  数えきれないほどの自問で、頭がいっぱいになることもしばしばだ。そんなとき、いつも頼りたくなる存在、それが「読書」なのである。

  みなさんにとって読書とはどんな存在であろうか? 私にとって読書は「他人の人生やスキル、知識を垣間見ることができる、最も優れた投資」。このように解釈している。

  今回ここで「私のおすすめする本」と言った内容をお伝えする気は毛頭ない。あくまで、私がどんな形で本と出会い、どのように本に興味を示していったか。その経緯をご紹介していきたい。

  私は元々読書家ではなかった。日常的に読書する習慣がなく、むしろ本を読むことを億劫に感じる学生時代であった。読んだとしても、せいぜい雑誌や漫画、興味のある趣味の本程度だった。

  そんな私が、なぜここまで劇的に本を読むようになったのか? それは間違いなく経営の世界に飛び込んだからである。

  私は大学生で経営者となったため、若さ故、経営についてや社会人として必要な知識を何一つ備えていなかった。受験勉強で得られるような一般教養はあるものの、哲学、歴史、人間の深層心理、金融・財務、経営など、多くのことをわかっていなかった。

  これでは経営は失敗してしまう。そこで私は、多くの経営者の方々を見習い、大半の時間を読書に割くことを心に決めたのだ。これまで読んできた本の数は、この10年でゆうに2,000冊を超えるであろう。

  私の読書は、これといったカテゴリーを設けることはなく、満遍なく読むようにしている。文芸賞受賞作品、大衆小説、経済、心理、哲学、経営学、プレゼン力、歴史書、営業力など、自分のためになると思えば何でも手に取るようにしている。そして、どの本からも少しでも何かを吸収しようと心がけて読んでいる。



  学生時代は、時間はあるもののお金がない。そこでよく愛用したのが、学校の図書館、地方自治体の図書館、この2つである。

  私はそこで、毎週7冊(1日1冊を目標)を借り、家に帰って読むことを繰り返していた。もちろん、その間も仕事と学業とアルバイトを掛け持ちしたまま、時間を見ては読書をしていた。お陰で大学を卒業するころには、ひと通りの礼節や、一般教養は身についていた。立ち上げた会社も成功に導くことができた。

  しかし私は、いったん新卒で外の企業に就職。ふつうの社会人となったが、会社に適応できずに、すぐにそこを退職した。これは私にも予想外の事で、「自分とは…」と深く突き詰めて考えるようになり、学生時代よりも読書の深みにハマっていった。

  このときは視野を広げるために、外国の文化、教育、子育て、病気、人格形成など、学生時代とは異なる角度で多くの本を読み漁った。結果的には、この時期の読書による経験が、より私の行動力を広げるきっかけとなった(その後、猛勉強の末に海外留学を決意し、また新たに会社を設立することにした)。

 

  もちろん、この後も経営やマネジメント、富裕層に必要な知識、税金、法律など、専門家に任せている分野の本までも読むことになる。この読書習慣は、仕事が忙しい今でも継続しており、月に10冊以上を読むようにしている。この10年で読書習慣が身についたことによって、莫大な知識とリターンを得ることができたことは間違いない。



  今では、主に過去の書籍に立ち返り、読むことにしている。理由は、「自分自身を初心に戻す」ためである。
日々殺伐とした毎日を生きていると、目標やゴールを見失いがちになってしまう。私も、何度もゴールや挫折を味わったものである。そんなときは、救いの手を本に頼ってきた。そして、これからも「自分がどのように生きていくべきか」「どのように社会的責任を背負っていくか」「社会問題に対しての関わり方」について、日々インターネットやテレビから情報を吸収していくのではなく、常に多くの書籍を読むことで、今後どうしていくべきかを判断するつもりである。

  今では「本を出さないか?」と誘われる側になってしまったが、自分で本を出すことはないだろうと思う。それは、自分が本を書く側の経験や知識を備えていないからである。だからこれからも一読者として、読書の楽しみを追求していこうと考えている。


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